投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

長い拘束時間はプラスとは言えない

6年生の2学期になって塾の回数が増えるのはまあ、よくあることでしょう。

しかし、わけがわからないような長い拘束をする塾も出てきます。

そうなると、本当に子どもが自分で勉強する時間というのはなくなり、また自分で工夫する余地もなくなる。

ここはもうちょっと、こうやってみようか、と考える前に、先生から「ああしろ、こうしろ」という指示が出ているから、逆に何も考えなくてもよくなってしまう。

共働きだと、つい、塾に行ってもらっていることが楽に感じるときがあるでしょうが、実は、子どもたちにとっては不合理なことが多いのです。

本来二学期は詰めの時間。夏休みよりも、秋の時間の方が子どもたちの力に差が出ています。

だから合理的に時間の使い方を考えるべきなのです。

むしろ塾を減らして、自分で勉強する時間を増やすべきで、「塾に行きたくない」と子どもが言い出す時期でもあります。

なので、もう一度長い拘束時間を考え直してください。

子どもたちはもう充分に自分でやっていけるはずですから。


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北半球で低気圧はなぜ、反時計回りに回るのか?

これから台風シーズンになります。

台風は熱帯性低気圧ですから、低気圧に向かって風が吹く。で、それが反時計回りに回る、ということになる。

だから台風の東側は南から北へ、台風の北側は東から西へ、台風の西側は北から南へ、台風の南側は西から東へ、と風が吹きます。

で台風の進行方向に向かって吹く風と、台風の東側で吹く風は同じ方向になるから、台風の東側の被害が大きくなる、とは良く言われる話。

台風が東京に向かって真っ直ぐやってくると、実は千葉県の被害が大きくなり、神奈川はそうでもない、というのはそういう理由になるわけです。

で、これは理科の先生がそう覚えろ、と言っている。

つまり北半球では、低気圧は反時計回りになる。(ちなみに高気圧は時計回りになります。)

はいはい、と素直に覚える子もいれば、なぜ?と思っている子もいるかもしれない。

これはすでに中学校以上の話になってしまいますが、コリオリの力というのが働いている。

基本的に地球は西から東に自転します。だから赤道付近が速い。なので、その北側には右向きの力がかかる。南側は左向きの力がかかる。(見かけ上の力ではありますが、右にかかると考えてもらって良いでしょう。北極から見ると、地球は反時計回りに回転します。すると、宇宙に向かってまっずぐにボールを投げても、地球が反時計回りに動いているから、ボールは右側にずれる、ということなのです。)

だから北半球ではまっすぐに動くものに対して右側にずれる動きが働きます。なので、低気圧の場合、まっすぐに中心に吹き込む力が右にずれるから、反時計回りに回転する、ということになるのです。

逆に高気圧は中心から外側にでる風が右に曲がるので、したがって時計回りになる、という仕組みです。

まあ、大げさな話で言えば大谷選手が投げるまっすぐは実は、ちょっと右にシュートしている、ということなのですが。(覚えるためのヒントにしてください。)


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終わらないからといって、急がせてはいけない

算数は、きちんと問題を読み、式を書き、グラフまで描いて解いていたりすると、結構時間がかかったりする。

そんなんでは、試験時間に間に合わない、と思うでしょうが、しかし、それで急がせるとまずできない。

したがって終わらない、ということは同じ。だって復習しないといけないわけですから。

まず本人がしっかり考えて解き上げることが大事。

解き上げられるので、あれば、あとはそれを短くしていけば良い。

最初どちらをとるか?といえば、ちゃんと解き上げること。

それができないうちに急がせると、いつまでたっても力はつきません。

これは最近の子に多い現象。塾でずいぶんと急かされていることが多いからでしょう。


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