投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

目標とやるべきことのアンバランス

ここのところ、受験後半期に預かる子どもたちのそれまでの勉強は、やはり目標とやるべきことのバランスが取れていないことが多い。

本来、この学校に行きたい、その学校に行くための勉強として何が必要か、を整理しないといけないわけですが、残念ながら集合塾は基本的にみんな同じテキストを使います。

プリントでやる塾も全部やることになっている。(まあ、やりきれないクラスが多いでしょうが、しかし配られるわけです。)

だからオーバーワークになりやすい。

その学校に、それは出ないなあ、ということが多いのです。

だから早めに目標を決めて、そのために何をやるか整理しないといけないので、この夏休み前にきっちりとやっていくべきでしょう。

それによっては、ホントは夏期講習がさらに重荷になる場合がありますから。


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公立の内申は絶対評価

公立の高校受験は内申点が必要になります。

私立の推薦入試でも、内申点何点以上、というのが出てきますが、しかし、この内申点、お父さん、お母さんの時代と変わっています。

何が変わっているかというと相対評価から絶対評価に変わっている。

昔は5の割合が決まっていたから、みんなできていたとしても、5がつく子どもの数は決まっていました。

しかし、今は絶対評価だから極端な話、全員が5だっておかしくはない、ということなのです。

だから、内申は取りやすくなっています。

もちろん中間期末試験の成績だけではなく、提出物や、授業態度なども関わってきますが、まあ、何人しかとれない、というわけではないので、それなりにがんばれば、ちゃんと点数は取れるのです。


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塾に行って、負担が増える理由

今の中学受験のカリキュラムは基本的には5年生までで習うべきところを全部習い、あとは、復習と演習を繰り返す、という流れになっています。

塾によっては社会を遅らせる、とか、まあ、多少の上げ下げはしていると思いますが概ねこんな感じ。

だから早く終わっている分、復習回が長い。よく、私が「なぞの復習回」と言っているのはそのためです。本来それをやるぐらいなら、もっとゆっくり進んでも良いと思うのです。

で、そうやって何回も復習回を繰り返して、できないところをできるようにする、ということなのですが、しかし、実体はできるところは相変わらずできて、できないところは変わらない。

なぜか?

全部やるからです。その子ができないことを集中してやる、というカリキュラムはあり得ない。それは集合塾だから、当たり前。

その結果、子どもたちの負担は増え続けているのです。

本来は、自分ができないことを集中して習う方が良いわけで、それはある意味個別指導でやるか、自分で勉強するしかないわけなので、その方法を採らない限り、子どもたちの負担はこれからもドンドン増え続ける仕組みになっているのです。

全員が同じことをするわけですから・・・。これは学校別特訓でも実は同じことなのです。


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