第104回 停滞期と上昇期

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■ 子どもたちの成績の上がり方を見ていると、順風満帆に右肩上がり、という子はあまり多くはありません。勉強をしていても、むしろ下がるというか、停滞することが多い。

■ 例えば夏休みに結構勉強をした。で、9月の模擬試験を楽しみにしていたが、そうでもない。偏差値は7月の方が良かったかも、なんてことがあるわけですが、これは夏休みに勉強したことがまだ定着していない。むしろ混乱を生むからなかなか成績が上がらない。

■ で、ここが辛抱のしどころ。努力をしたのに結果が出ない、というのはつらいものです。「できるようにならないなあ」と思うと、勉強にも力が入らなくなる。でも、ここであきらめない。ここであきらめないで努力を続けると、突然、上昇期がやってきます。

■ あるテストでえらくできることがある。模擬試験でなくとも、例えば塾のテストで、とったことがないような点数を取れたりする。つまり、これはある蓄積ができて、そこから力が新たに生まれるからです。

■ じゃ、次はもっと良くなるか。ここでまた停滞することもあります。「なんだ、まぐれだった?」と思うかもしれないが、決してそうではない。やはりやった分だけは確実に力がついている。そこでまた辛抱する。そうすると、また上昇期が生まれます。

■ 受験勉強は本番まで、この停滞期と上昇期が交互にやってきます。一般に停滞期は長く、上昇期は短い。しかし、この上昇期に自信をつければいいし、さらに言えば、ここが入試本番になればいい。

■ 上昇のためには停滞が必要なのです。そこをじっと我慢してがんばれれば、突然、上昇期はやってきます。

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