中学入試ではやはり良く出る知識というのは決まっています。小学生として知っていてほしいという知識にある程度限定されるためで、いくら歴史と入っても大学入試レベルの話にはならないのです。
したがって、徳川3代将軍の名前は聞かれても4代将軍は聞かれないということになるわけです。
全体の範囲を100とすれば出題の70%はそのうちの30に絞られます。したがってその30をしっかり覚えれば試験の7割はとれるということになるわけで、問題はその30をどう絞り込むかにかかっています。
各塾、出版社とも総じてそういう内容の問題集や参考書を作っているのですが、最近は出題傾向が各校で違うことからやはり過去問中心にその知識をまとめる必要性を感じています。そこで、夏休みにせっかく過去問をやるのであれば、そのときできなかった知識を一問一答形式でノートにまとめていくと、秋の学習に大変便利です。
B5版のノートの左側に番号、問題。右のページに番号、答えという形で一行に一問書いていきます。例えば
(1)宮崎平野を流れる川は? (1)大淀川
という形です。覚えていないキーワード、知識をその問題形式に直してノートにまとめてください。分野、教科にこだわる必要はありません。次の問題が理科、そのあと算数の公式であっても何も問題はないのです。そのノートに書いてあることを覚えればいいということになれば、第一志望の傾向にあわせた知識の整理が自然とできるようになるでしょう。このノートが何冊になるかわかりませんが、その中の知識は全部覚えたということになれば、相当自信になるでしょう。
ぜひ夏休みから作ってみてください。