第100回 6年生の夏休みから塾に行く

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■ そのご家庭はお子さんが3人いました。一番上の子が塾に入る年に、お父さんは近所の人から今の中学受験の状況を聞いてみた。どうも芳しくない。結構、塾の拘束時間が長いのです。普段の日は夜遅く帰ってきて、子どもだけで食事をしないといけない。夏休みや春休みも講習があったりする。

■ 「上の子は自分の受験だから仕方がない、という面はあるのですが、下の子2人がお兄ちゃんに合わせなければいけない、ということになると、それはかわいそうだ、と思ったんです。」そこで、お父さんは一念発起をして、パパ塾を始めました。調べてみると、手に入る教材は結構ある。

■ そう毎晩、いっしょに勉強できるわけではないが、それでも日々課題を与えて、少しずつ前に進む。その間に、お父さん、お母さんで手分けをして志望校の説明会や文化祭に出向き、だんだん子どもに合う学校が見えてきた。そこで6年生からは早めに過去問をやりながら、できなければ基本にもどる、という繰り返しをし、なるべくていねいに勉強するようにしました。

■ しかし、さすがにパパ塾に生徒は一人しかいない。これでは、他の子どもたちがどういう勉強をしているか、わからない。というので、6年生の夏休みから進学塾に通うことにしました。

■ 塾では6年生の夏休みに初めて塾に行く、ということでびっくりされたようですが、成績は良いので無事入室テストも合格。その後、半年間塾に通いましたが、通ったのは土日のクラスだけ。その塾は選択制だったので、それ以外の授業も薦められたが、「家でやることがあるんで。」ということでその授業だけにしました。

■ 結果は第一志望に合格して、終了。その後、残りのお子さんも同じようにパパ塾から無事志望校に合格したそうです。

■ 「最初の子のときは、多少、すったもんだがありましたが、それで全体像がつかめたので、2番目、3番目のときはそう力を入れずとも、うまくいきました。」その間、夏休みには家族旅行も楽しみ、習い事もやめることなく、家族みんなで夕食を取ることもできたということでした。

■ 塾任せにしていると、到底不可能な話ですが、こんなやり方をされているご家庭もあるので、「我が家のやり方」をぜひ考えていただければと思います。

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