第21回 ペースをつかむ

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中学受験Stageでは、新学年が始まりました。4年生が新5年生になると塾に通う時間や家庭学習の量が増えます。しかし、子供たちがそう変わっているわけではないので、負担に思うことが多いでしょう。おもしろい、楽しいという気持ちがあるうちは、まだよいのですが、実際の課題が終わらなかったり、好きなテレビをがまんしなければならなくなると、やはりストレスがたまってくるでしょう。

 その意味ではしっかり計画を立て、ペースをつかむことが大事です。まず何をやらなければいけないのかを整理しましょう。塾でやる勉強は何か、家でやるべきことは何かを全部書き出してみてください。大事なことは塾の勉強と家の勉強は必ずリンクさせる点です。塾の勉強もただやりっぱなしになってしまっては、あまり意味がありません。復習があり、反復練習があってはじめて、ものになっていくので、その過程を塾、家と流れを作る必要があります。また、家でじっくりやろうとしてつい時間をだらだらと使ってしまう場合もあります。そうなると実際にやろうとしていたことが終わらない場合もあるでしょう。どこで時間を区切って、答えや解説を読むかという切り替えのタイミングもはかっていかなければなりません。

 一回計画を作ったからといって、それでうまくはいきません。実践があって結果を踏まえてまた、計画を立て直す、その繰り返しの中で毎週のペースができてくればよいのです。3月のおわりまでにこの学年の勉強のペースがつかめてくればよいでしょう。ただし、ていねいに勉強するというくせは必ずつけていってください。

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第21回 ペースをつかむ” に1件のフィードバックがあります

  1. 5年生(女)の悩める母

    初めてお便りいたします。
    先生のことは、ブログや著書も何冊か読ませていただき、大変参考にさせていただいております。
    我が家が受験を考えたのは、転勤で引っ越しをすることが当たり前化していた中、私達親の出身地である兵庫県に帰ってきたことがきっかけでした。
    その頃娘は4年生。
    ドタバタノ中、塾への門をたたいたのは、その夏の夏期講習からでした。
    そして現在5年生。
    もともとのんびりした性格の彼女との試行錯誤の毎日です。
    塾の進み方も4年生の頃と比べると速度も速く、とにかく一つ一つに時間のかかる我が子を見ていると、たとえ優先順位をつけて計画を立てたにせよ、なかなか思うように復習の時間が持てず、家庭学習のやり方に不安を抱いております。
    気になるのは、、塾のカリキュラムに追われる毎日でいいのかということです。
    塾の範囲のあるテストはもちろんなのですが、月に一回行われる模試、これが実力だとおもうのですが、なかなか思うようにとれません。基礎をしっかり!が、基本だと思うのですが、その力をつけるためにはどうしたらよいのか。。日々悪銭苦闘しております。
    夏休み前、それから夏休みの過ごし方としてのよいアドバイスがありましたら、教えてください。

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