第94回 これだけやった、と思わせる工夫

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■ 私は良く、夏休みの終わりに勉強したノートを持ってくるように子どもたちに言っていました。

■ 「ノート?問題やったの、全部?」「そうだよ。」「何するの?」「チェック、チェック!」「え、いやだなあ」

■ とはいえ、まあ、みんな持ってくるのだけれど、実はこれが大変。そう結構、数が多いのです。4教科あるし、授業のノートもあれば、過去問を解いたノートもあるかもしれない。あるいは問題集、暗記テキスト、計算問題。いろいろやったノートがあって、それを集めて持ってくるのは大変。

■ しかし、それを目の前に積み上げてみせることが、実は狙いのひとつなのです。(もちろん、ノートをチェックして雑なことをやっていないかを確認するのも目的なのですが。)

■ 「大変だね。いったい何冊あるの?」「え、えっと、20冊ぐらい。」「そんなにやったんだ。」「まあ、ね」

■ そういう時の子どもたちの顔は結構満更でもない、顔をしています。実際にどのくらいやったのか、目に見える形にはなっていないが、積みあがったノートを見れば、それを感じることができる。

■ ノートが積みあがったからといって、9月の模擬試験の成績が上がるわけではありませんが、しかし、やはり「がんばったなあ」と思わせることは大事なこと。子どもたちの自信はそんなことから生まれてくるのです。よく私は学習の計画を大書して、リビングに貼りだし、消していく、という方法を薦めていますが、これも同じこと。つまり、目に見えてやった、ということがわかる。赤い×が増えていけば、それだけ力がついたような気持ちになってくる。

■ 後半に向けて力をつけるとともに、気持ちも乗せていかないといけない。だから、これだけやったんだ、と思わせる工夫をしてみてください。多少、調子に乗るぐらいで秋を迎えれば良いなと思います。

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