第36回分離に関する問題

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■物質を分けるにはいくつか方法があります。

「砂の混ざっている水を、と紙を通ることによって分けることができます。」このように固体と液体のまざった液を、ろ紙に通すころによって分ける操作をろ過といいます。つぎのうちろ過でできるものは何ですか。

ア 食塩水を食塩と水に分ける。
イ 炭酸水を、二酸化炭素と水に分ける 
ウ ロウの浮いた水をロウと水に分ける。

■80℃のお湯に砂糖を溶けるだけ溶かした水溶液を冷やすと、砂糖の結晶ができます。このように温度によって水に溶かすことができる物質の量が変化することを利用して純粋な結晶を取り出す操作を再結晶といいます。次のうち再結晶でできるものはどれですか。

ア 原油から灯油を取り出す。
イ アンモニア水からアンモニアを取り出す。 
ウ ホウ酸水からホウ酸を取り出す。

■ 6年生用の問題です。ろ過は完全に交じり合っていないもの、水溶液になっていないものを分離する方法です。食塩水は完全に食塩が溶けていますので、できません。同様に炭酸水も二酸化炭素がとけてできた水溶液ですから、これも分離できません。ウが正解になります。

■次の再結晶は、温度によって溶ける量が大きく変わるものに対して操作ができます。ホウ酸は温度によって溶ける量が変わりますから、これも答えはウになります。

(平成18年5月22日)

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