第40回 願書

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■そろそろ願書を用意する時期になりました。各校でも配布が始まっています。まずファイルの用意から始めてください。各学校に必要な書類を入れる箱型のファイルケースが便利です。その上にA4の紙をはっておき、何をしたのか、時系列で書き込んでいけるようにします。

■まず願書は各校2部ずつ用意します。2部用意するのは、書き損じに備えるためです。そして提出書類をすべてコピーします。それから募集要項を良く読んでください。写真は何枚いるのか、写真の大きさはどうなっているか、試験費用の支払いはどうするのか、金額はいくらかなどをファイルの上の紙に書き込んでいきます。これがチェックリストになります。例えば写真については、サイズがどのくらいで、何枚必要なので、それをいつ頼み、いつ取りに行くのか予定を書き込んでおき、終了したらチェックマークをつけて確認していくと良いでしょう。それからコピーした書類に必要事項を書き込んでみます。当然、疑問が出てくると思いますので、再度、募集要項を良く読んで確認してください。それでもわからないことがありましたら、学校に直接問い合わせてください。どの学校でも親切に対応してくれます。

■出願方法は各学校によって異なります。郵送受付をする場合、各校で出願書類を受付け、現金で試験費用を支払う場合などいろいろです。郵便局で試験費用を支払ったのち、その証明書を添付する場合もありますから、やり方を確認してください。内申が必要な学校の場合、先生にお願いしなければなりません。12月の始めには書類を担任の先生に渡して、冬休み明けに受け取れるようなスケジュールを組むと良いでしょう。最近は通知表のコピーで対応する学校も増えてきました。内申と通知表コピーどちらでも可という学校の場合、その差はありませんから、コピーで良いでしょう。

■受験番号は合否にはまったく関係がありません。早い番号の方が熱心だろうとか、そういうことはどの学校も考慮にいれません。ただし、午後に面接や体育実技がある学校の場合、受験番号順に行うことがあります。この場合、遅い番号だと試験終了が4時過ぎになり、待ち時間が長くなります。もちろん、そういう待ち時間の対応を学校は考えてくれていますが、早く終わりたいと思う場合はやはり早い番号をとった方が良いでしょう。ただし、合否には何の関係もありませんが。

■出願時期はどうしても重なります。ですから十分にスケジュールを確認してください。お母さん一人では無理なときもありますから、家族で相談して、それぞれの役割を決めてください。国立では抽選がありますが、これを誰が引くか?という問題もあります。もちろん誰が引いてもかまわないのですが、子どもに引かせたいという場合もあるでしょう。ただ、寒い時期ですし、風邪を引きやすいので外出は控えた方が良いこともあります。当日の状況を考えて決めてください。

■試験終了後、今度は入学手続きが待っています。ここでミスをすると入学が取り消される場合があります。当然、重複して合格しますので、ある締め切りをもうけて、その段階で手続きをしなければ入学辞退とみなされます。この場合、たとえ忘れたり間違えて手続きをしなかったと後で連絡しても入学資格は復活しません。十分に気をつけてください。
(平成14年11月16日)

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