第16回 夏休みの勉強法(2)

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■夏休みの勉強のコツをいくつか、あげてみたいと思います。

■早起きをする
これは昔から言われていることですが、やはり早起きして、なるべく午前中に多くの勉強をしてしまうことです。暑い季節ですから、クーラーをかけても、やはり子どもの体力は消耗します。ですから、睡眠をとって、十分休養をとった後、勉強するのが効果があります。夏は、大人が遅くまで起きているので、つい、子どもたちも夜更かしをしがちですから、注意が必要です。

■計画をたて、予備日を作る。

夏休みは、40日間ありますが、意外に短いものです。あれもやろう、これもやろうと思っていたのが、終わってみればあまりできなかったというのが、多くのお母さんたちの実感ではないでしょうか。ですから、まずやることを絞り、それをきちんと割り振る計画が必要です。できれば、子どもといっしょに考えてあげてください。子どもたちに作らせると、本当にすばらしい計画にはなりますが、まず実行は不可能です。コツは予備日をつくることでしょう。予備日までに計画が終わっていれば、その日は完全な休みにして遊びに行きましょう。これがごぼうびになって、結構子どもたちはがんばってくれます。

■計画は大書して、家族のみんなが見れるように張り出す

計画は、大書して家族のみんなが見れるところに張り出してください。そして、勉強が終わったら、赤いペンで消していってください。これが意外に効果があります。どんどん勉強が終わって、実際に、力がついたなと子どもが実感できるので、その後の自信につながります。

■暗記物はゲーム化して

6年生は、やはり覚えることが多いはずです。暗記物は、試験では大切ですから、夏休みから取り組みましょう。ただ、どうせやるなら、おもしろくやってください。お母さんが出題者、子どもが回答者、そんなクイズ番組を毎日、30分くらいやってみたらとうでしょうか。正解の時は、「ピンポン!」なんていってあげると、楽しくなってきます。成績がよかったら、ごほうびも悪くはないでしょう。

■でも受験の天王山は夏ではありません。秋ですから、くれぐれも飛ばしすぎには気をつけてください。夏がんばりすぎて、秋がだらだらしてしまう子どもがたまにいるものです。受験に向けて右肩上がりが、理想的です。
(平成14年5月31日)

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