■最近、個別指導が多くなってきました。実際に、1対1の学習には効果があります。その子どもが習得しなければならない点だけを集中して勉強できるのですから、短時間に効果があがります。その意味では、最近、個別指導が多くなったのは当然といえるでしょう。
■個別指導で効果をあげるには、2つの要素が必要です。1つは何を学習するか、そのテーマや教材がきちんとしぼられること。もうひとつは、指導する先生との相性です。
■最近、個別指導塾では、親や子どもと面接をし、さらにデーターも吟味して、何を学習するか、具体的に決めています。たとえば目標の学校に対して、どの教科のどの部分が不足しているかを吟味して、どのレベルの問題をどれくらい勉強してもらうかを決めていきます。こういうことがきちんと指導できる塾を選べば、そのあとのフォローもきちんとしていますから、安心です。
■先生と子どもの相性も非常に大切です。1対1でならうのですから、相性が良くないと効果があがりません。怖い先生だと子どもが思っていると、小学生ではあまり結果がでないようです。といって、やさしい先生が良いとも限らないので、塾と相談して、この先生は!と思う人を選んでもらいましょう。
■最近は、いろいろな塾が個別指導を提供しています。一番の理想は、実際に子どもを教えてくれる先生が、いままで過去の実績をふまえて、父母の質問にも対応してくれることですが、逆にそういうベテランの先生はなかなか個別指導をやってくれていないのが実情です。ですから、なるべく、相談にきちんと乗ってくれる塾を選ぶことが大切でしょう。
(平成14年5月5日)