入試まで1週間を切って6年生、最後の授業が始まりました。
最後の授業といっても、私はあまり特別なことをしなくなりました。若いころは激を飛ばしたりしたものですが、あるとき、それが子どもたちにとってプレッシャーになることを感じたので、そこからはなるべく自然に送り出すことにしています。
「ふと気がつくと、これでこの授業は最後なので、まあ、ひとこと言っておくと、
(1)100点なんてとらなくていい。とにかく落ち着いて、自分の解ける問題を探して、ミスをしないように解いていらっしゃい。
(2)結果はいずれにしても出るので、それを受けて次の日にどうするかを決めなければいけない。だけれど、実はそれは特別なことではなくて、毎日そうしているのだから、まあ、あまり気にしない。」
(3)入試が終わったら、勇気をもってやった試験を振り返りなさい。もしミスが出たのなら、なぜ出たかを考える。やってしまったことは変えられないが、次の日の準備にはなるでしょう。
(4)じゃ、がんばって。」
ま、こんなことを話しているのです。
そして、子どもたちもいつものように帰って行きました。普段通り。それがいいと私は思っています。