不合格ははずかしいことではない

Pocket
LINEで送る

昨日、帰国の合格発表があり、無事合格したのですが、その子と話をしていて
「「でも、落ちてもちゃーんと塾に行きなさいよ。」ってお母さんに言われたの。」という話を聞きました。

大事なことだと思います。確かに不合格は残念なことであるし、悔しいことでもあるでしょう。しかし、決してはずかしいことではない。このことはちゃんと教えておく必要があります。

土台、多くの学校では不合格者の数の方が多いのです。しかし、このころになると学校の友達が同じ学校を受けると聞いて「自分が落ちたら、どうしよう。もう学校にも行かない」などという子もいるかもしれないのです。

しかし、ここで気持ちをネガティブにしてはいけない、人生、そう勝ち続けることはできない、負けるときもある、だからまたがんばればいいのです。もちろん、そんなことは大人であればわかります。しかし子供たちにとっては最初の経験であることが多いのです。その結果は数時間のテストの結果にすぎないのだけれど、合否は出るし、それがもちろん重いからこそ子供たちにとって心理的なプレッシャーを与えるのです。

不合格はくやしいことです。涙を流すのも当然。ただ決して恥ずかしいことではない。またその気持ちを振起して、次に向かっていかなければならないのです。親としては当然、失敗してほしいとは思わないでしょう。しかし、失敗を受け止めさせることも大事なことです。ただその受け止め方はしっかり教えておく必要があります。

落ちても塾に来れば、ほんのちょっとの時間でもうもとに戻るのです。しかし、そこにくるまでの間、子供たちの気持ちには葛藤があるのです。ぜひ、背中を押してあげてください。

Pocket
LINEで送る