普通、6年生の場合は、過去問を始めるのは夏休みか、それ以降という感じだったのではないかと思います。
私もそれで良いのではないかと思っていたのですが、最近は塾の課題が多い。しかも、いろいろな過去問をやるそうなのです。
「第一志望はいつ?」
と思ってしまうのだが、いろいろな学校の過去問をやりながら、ある程度どんな問題が出ても「柔軟に対応できる力」を養うのが目的のようです。
しかしねえ。
まずは第一志望、第二志望をしっかりやるのが、順序ではないかと思うのです。先にどんな問題が出るかもわかるし、やっていくうちに例えば「ああ、まだ地理は不完全だなあ」とか「江戸時代を覚えなおさないといけない」という課題が見えてくる。そういう
「出て、できないもの」
をしっかり練習できる方が得策ではないか、と思うのです。
ただ、実際にいろいろな課題をやるということになると、じゃあ、先にやるしかない、ということになる。なので、先日国語の過去問は始めた方が良いというお話をしましたが、計画を立てて、少しずつでも他の教科もやっていくといいでしょう。
学校別にいろいろ対策を考えてくれる塾であれば、「これはやらなくていい」と言ってくれるが、むしろ「これも、あれも」と言われることが多いらしい。
そうなると、本当に自分でやらなければいけない勉強が見えてこなくなります。土台、子どものできないこと、課題は子どもそれぞれによって違うので、そこに注目しておかないといけない。
夏休みまでに10年分、とは思いませんが、それでも時間があるときに、少しずつ進んでいくと良いと思います。
でもねえ、実際にそういう時間もとれない、という話なのです。だとすると、何か捨てるしか、ないので、その辺は指導される先生とよく話をしておかないと、子どもたちは詰まってしまうのではないでしょうか。
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