ご褒美

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私のかつての上司は、「子どもを喜ばす」天才でした。

まあ、なんでもご褒美にしてしまう。突然、夜中に子どもたちを連れて出かけてくる、というので何をするのか、と聞いてみると、「ご褒美に昆虫採集に連れていくといったから」という返事。

確かに、カブトムシは夜中にとれるので、まあ、子どもたちにとっては夜中まで遊べる方が楽しいでしょうが、そうなると、車の中に乗れるのは数が限られるから、相当がんばるということになるのです。

これ以外にも、黒曜石採集だったり、まあ、いろいろアイデアが満載で、授業中もいろいろなゲームを編み出しては、つねにご褒美とセット。

もので釣るのか!という批判もあるかもしれませんが、しかし、「クラス落ちするかも」という恐怖心を与えるよりはよほど良いと私は思うのです。

子どもは楽しいことは大好きですし、勉強も楽しいこととセットであれば、ちゃんとやる子が多いもの。

今の子どもたちは恐怖心とセットされていることが多いので、この流れはやはりあまり楽しいものではない。お父さん、お母さんの気持ちもネガティブに傾きやすいのです。

当時のクラスの順位表はすべてペンネームでした。だれがだれかわからない。でも、自分だけは何番かわかる。

それで良いのだと思います。

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