競争するのが当たり前

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組み分けテストをやる塾は少なくありません。

趣旨としては、実力にあった授業を受けてもらいたい、ということなのですが、しかし、4教科総点で争われるので、各教科の授業と本人の力が合わないことも当然あり得る。だからそれはお題目でしかないのです。

小学生ですから、まだ十分に中学受験が何なのか、わかっていない。だからお尻を叩くために試験をする。ただお尻を叩くのは親のお尻を叩くことでもあるのです。

わが子の成績が悪い、ということになれば、親は何とかしなくてはいけない、と考えるでしょう。

だからクラスを分け、座席も成績で決める。これも目が悪いから、とかいろいろあってもまったく成績順に決まります。

やがて子どもたちの実力はだんだん明らかになってきて、それを志望校別に分けていき、上位校を受ける子どもたちの特訓をする仕組みになっていくのです。

だから競争するのが当たり前。それに伴ういろいろなストレスは眼中にありません。

問題はこのシステムが合うか、合わないか、やはり家庭が良く考えておかないといけないという点です。

新学年が始まって間もなく最初の組み分けがあるでしょう。

「こんなはずじゃなかった」と思うことがあるかもしれません。その時に、やはり軌道修正は必要なのです。

山の登り方はいろいろある。

これが合わないのなら、違う登り方を考えてあげてほしいと思います。


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