■ 毎週塾に通うのが当たり前。という中でたまに塾に行きたくない子どもたちが出てきます。
■ 原因はさまざまですが、成績が悪いばかりではない。子ども同士の問題もあるし、先生との相性もある。教科で先生が変わるところだと、あの先生がどうしてもいやだ、という話だってあります。
■ せっかくお金を出しているんだから、行きなさいよ、という感覚はさすがに保護者の中ではないと思いますが、よく話は聞かないといけませんね。いったい子どもがどう思っているのか、何がいやなのか。
■ 成績が伸びない、組みわけテストがいやだ、というのはわがままな部分はあるものの、やはり何かを解決しないと変わりません。これまで多くの受験生が乗り越えてきた部分ではありますが、しかし、程度の差こそあれ、いろいろ手は打たないといけない。
■ 塾の先生とも相談しながら、子どもの気持ちも汲みつつ、具体的な変化を起こさなければなりません。でないと、子どもが塾をさぼるようになる。塾の前まで送ったにもかかわらず、行ってない、なんてことだって起こるのです。
■ ただし、本人のいうことばかりを聞く必要は当然ありません。問題は我慢させる場合でも、ここが変わったから「今までとは同じではない」と感じさせるのがポイントでしょう。
「それはあなたの勝手な想いこみでしょ?」
と批判されるだけだと、子どもには具体的に進む道がなくなってしまいます。すでに袋小路に入り込んでいる可能性はあるわけだから、変化を起こすことが大事です。
■ 最悪、中学受験はやめてもいい、と親はどこかで思っていることも大事です。その発想があれば、親はいろいろな手が思い浮かび、それが解決に結びついてくるでしょう。子どもはどこかで話をしっかり聞いて欲しいと思っているので、とにかくまず話を聞いてあげてください。怒らずに。
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