気体の発生に関する問題

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2019年ラ・サール中学の問題です。

固体A~Cはアルミニウム,石灰石,銅,二酸化マンガンのいずれかです。A~Cを用いて,次の実験をおこないました。
〔実験1〕A~Cに水酸化ナトリウム水溶液を加えても気体はでてこなかった。

〔実験2〕1gのAに過酸化水素水10mLを加えたところ気体がでてきた。

〔実験3〕Bを酸素中で熱したところ,熱する前より1.25倍重くなった。これはBが酸素と結びつき固体Ⅹができたためである。したがって4gのBをすべてXに変えるときに結びつく酸素は( 1 )gである。また空気9gあたり酸素が2gちっ素が7g含まれるので,4gのBをすべてⅩに変えるために空気は少なくとも( 2 )g必要である。
〔実験4〕Cに塩酸を加えたところ気体がでてきた。Cの重さと塩酸の体積を変えて実験したところ下の表のような結果になった。ただし,実験で用いた塩酸の濃さはすべて同じであった.

(1)水酸化ナトリウム水溶液には反応しないが塩酸とは反応する金属をすべて選びなさい。
ア.鉄    イ.マグネシウム   ウ.銅   エ.亜鉛
オ.金
(2)A~Cは何ですか。
(3)2gのAに過酸化水素水10mLを加えたとき,でてくる気体の体積は実験2と比べてどうなりますか。10字以内で書きなさい。

(4)実験3の文中の空らん( 1 )( 2 )に入る数を書きなさい。

(5)実験4の表の空らん( 3 )( 4 )に入る数を書きなさい。ただし答えが割り切れない場合は小数第1位を四捨五入して整数で書きなさい。

【解説と解答】
(1)水酸化ナトリウム水溶液に反応しないが、塩酸に反応するのは鉄とマグネシウムです。
(解答) ア,イ 
(2)Aは過酸化水素水に反応しているので二酸化マンガン。Bは熱して参加しているので銅。Cは石灰石。
(解答)A 二酸化マンガン  B 銅  C 石灰石 
(3)二酸化マンガンが増えても過酸化水素水の量が変わらなければ発生する酸素の量は変わりません。
(解答)実験2と変わらない
(4)参加する銅と酸素の比は4:1です。酸素が1g必要ですから、空気は9÷2=4.5g必要になります。
(解答)1 1  2  4.5 
(5)表から石灰石2.4gに対して22mLの塩酸が過不足なく反応し気体が440mL
出ます。石灰石5gは45.8mLの塩酸と過不足なく反応して917mLの気体が出るので、3も4も917となります。
(解答)3 917  4 917

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