ある大手塾の夏休みの課題を持って、お母さんが相談に来られました。
まあ、並んでいることはそれなりに凄い量になるのですが、お母さんが子どもと合格手帳を使って計画をしてみたところが、絶対に終わらないことがわかった。
もう何をどうやっても終わらないが、各先生方にそれを言っても仕方がないところではあるので、何を優先すれば良いのかを一緒に考えました。
お子さんの成績や志望校を考えていけば、自ずとまずやらなければいけないことが決まってくる。また時期的なものもあるでしょう。例えば確かに理科社会の暗記はがんばってほしいことではあるものの、まだ時間があるので、今覚えて忘れてしまうこともある。逆に秋に覚えて、模擬試験の成績を上げる手もありますから、それよりは、やはり算数や国語をがんばりたい。
特に後手に回りやすいのが国語です。国語の勉強は、少し手を抜いてもあまり成績が変わらない。しかし、練習をしていないと長文を読む力がどんどんなくなってしまうのです。だから、一定のペースを守って国語の読解練習はしなければなりません。追い込みの時期はなかなかやれないから、今やっておいた方が良い勉強のひとつでもあるので、そういうことを取捨選択すると、大方、まとまってくる。
これなら何とかなる、というのにようやくまとまって、お母さんもほっとされていましたが、やはりしっかり優先順位を決めてしまうことが大事です。
あれもやらなければ、これもやらなければという気持ちになると、実際に勉強の成果が上がってこない。やはりやるべきことをしっかり絞って、集中して勉強するのが良いでしょう。
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