■ 「ウチの子は文系だから」とか、「算数ばかりやるからきっと理系なのよ」みたいな話をされておられるお父さん、お母さんが案外多いのではないかと思うのです。しかし、文系とか理系とかいう素養はやはりもう少し後の話ではないでしょうか。つまり、勉強がだんだん高度になっていくにつれて、わかっていることやおもしろいと思うことに引っ張られて、段々その素質が見えてくる、というようなことだと思うのです。
■ 中学受験の場合、確かに多少なりとも高度なことをやっているとは思うのですが、しかし、文系とか理系だけを受けるということではない。4教科受験であれば、だれでも国語も算数も、理科も、社会も試験を受けるわけです。
■ だから「文系」「理系」と色分けしてしまうのは、決して子どものプラスにはなりません。実際に確かに文系の科目の方が好きとか、いわゆる好き嫌いはあるとは思うのですが、このレベルのことは、だれでもしっかり勉強すればいいだけの話であって、理系だから文系科目はできない、みたいなことはあり得ない、のです。
■ しかし、お父さん、お母さんからそういうことを言われてしまったり、あるいは塾の先生からそういう言葉を聞かされると、勝手に思い混む子がいます。「そうか、算数ができないのは、僕が文系だからか・・・」チャウチャウ。
■ このレベルのことは、ちゃんとやればちゃんとできるようになります。だから文系、理系と言う区分けは小学生の前では言わないようにしてください。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
合格は自分でつかみとるものだ
5年生の教室から
締め切りはひとつだけ
中学受験 算数オンライン塾
11月30日の問題