第136回 首都圏私立大学の危機感

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■ 中大横浜は山手にあった横浜山手女子という女子の中高一貫校の学校法人を合併することで生まれました。青山学院は、横須賀学院という中高一貫校の推薦枠を拡大していますし、立教大学も香蘭の推薦枠を拡大しています。このように各私立大学は付属校を増やしたり、あるいは推薦枠を増やしたりして、大学に進学する学生の確保に努めるようになりました。

■ 近年少子化が進行し、浪人が一気に減りました。地方の学生はやはり地方の国立大学をめざすことが多く、遠くから東京の私立大学に通ってくれることが以前に比べて少なくなってきている現状を鑑みると、首都圏の私立大学は早めに生徒を囲い込まなければならなくなってきています。

■ 一方で私立一貫校も少子化や景気の動向によって、生徒が集まらなくなってきており、それならばお互いにタッグを組んで早くから自大学に進む生徒の確保を行おうとする動きになってきてるわけです。

■ 当然、それぞれの私立大学の付属校にも危機感があり、共学化したり、施設を充実させたり、といろいろな手を講じるようになりました。ただ、大学入試が厳しくない以上、早くからその大学に行くことを決めてしまうという動機は決して高まりません。したがって、やはりそれぞれの学校から大学へ向かう教育内容が他に比して魅力的なものにならないといけない。

■ ただ施設がきれいになった、だけではだめなのです。実際に子どもたちのその学校で得られる教育環境はもちろん大事ですが、その成果がいったいどうなるのか、これからさらに学校側が組み立てていかなければいけない時代に入ったと言えるでしょう。

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