勉強していると、いろいろな文章を読むでしょう。それは国語ばかりでなく、算数や理科でもテキストには説明が書かれているだろうし、解説を読む機会も多いでしょう。問題はここで、よくわからないことばが出てきたときです。みなさんの勉強はだいぶ進んできていますが、しかしまだまだ知らないことばがたくさんあるでしょう。その文章の意味を理解するためには、まずそのことばの意味を知る必要があります。さて、どうしますか? 多くの子どもたちは、ここで無視しているのです。なんとなく前後関係からこういう意味だろうと推理しているのかもしれませんが、しかしそのことばがどういう意味なのか、確信があるわけではありませんから、間違った理解をしてしまう可能性があるのです。
じゃあ、辞書を引いてみましょうか?国語辞典を引いてみると、意味が書いてあるでしょう。例えばAということばを調べてみるとBと書いてある、しかしみなさんがBの意味がわからなければどうしますか?そう当然、Bを調べるでしょう。ところが国語辞典はここでAと説明している場合が多いのです。つまり問題は解決しない、AもBもわからなければ辞書で調べることは、解決にはつながらないのです。
ですから、ことばの意味がわからないときは、どんどん聞くことです。先生に聞いてもいいし、お父さんやお母さんに聞いてもいいでしょう。聞けばいろいろ教えてもらえますから、正確に理解することができるのです。恥ずかしがらず、どんどん聞いてください。