アルバイトの先生と研修

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最近は塾の1クラスの人数は20人以下になってきています。学校よりも少ない。したがって専任の先生だけで回せる場合ばかりではありません。

塾の講師はいろいろな人がいます。すでにリタイアして塾の先生をしている方。子どもの中学受験を経験して「教えてみたい」と思うようになったお母さん。そして大学生。

大学生はやはり一番多いのではないかと思うのですが、しかし、最近は大学がなかなか大変です。就職も厳しいから、大学の成績を取らないといけない。したがって授業に出る。アルバイトをしている時間がない。

だから塾の先生の募集は、この時期でもずーっと続いています。

それに個別指導も教室が多くなったので、大学生を集める。

で、それぞれの塾で大変なのが、研修です。

特に中学受験の場合は、単純に解ければ良い、という話ではありません。方程式は使えないし、子どもがわかってもらえないといけない。したがってアルバイト代を払って研修するのです。

どのくらいでできるようになるか、というのは人それぞれです。実際に自分が中学受験をした、という場合は記憶も比較的新しいから、すぐにできるようになる場合もあるでしょう。ただ、6年生の受験指導ということになってくると、やはり1年や2年はかかるもの。

だんだん技量が上がってきて、この仕事が面白くなってきた頃、就職時期にぶつかります。で、就職活動が厳しいので、学生の入れ替わりも激しくなっている。

どの塾も良い先生を確保するのは大変です。だからといって、簡単に教壇に立たすことはできません。

先生の力に一番敏感なのは子どもたちですから。

だから学生の先生だからといって、だめというわけではないのです。

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