第40回 あわててはいけません。

Pocket
LINEで送る

■ 現在7月。東京、神奈川の入試までまだ半年あります。

■ 先日、模擬試験もあり、その成績が帰ってきたかもしれません。そこで、合格可能性や偏差値をご覧になって、ため息をつかれたお父さん、お母さんは決して少なくないとは思います。しかし・・・。

■ まだ半年以上あるのです。そして大事なことですが、ここからようやく受験準備が始まるといってよいでしょう。もちろん、塾通いはもっと前から始まっているし、いろいろな準備はこれまでもしていました。でも、本当に受験勉強が始まるのは、私は6年生の夏休みからだと思っているのです。

■ なぜか? 一通りの勉強が終わって、いよいよ志望校に向けての対策が始まるのは今からではありませんか?もちろん、これまでも小学校の勉強とはそれこそ異次元な内容を勉強していることは事実ですが、それは塾の指導のまま、あるいはテキストのまま、シラバスの通り進んできただけに過ぎません。これから、志望校に向けての勉強が始まるのだから、ある意味ようやくスタートラインに立ったともいえるのです。

■ これから、志望校合格に向かって、入試問題を研究し、その対策を立てるのです。もう1番から並ぶ順位にはそれほど意味はありません。むしろその志望校を受験する受験生の中での順位が問題になるのです。7月の模擬試験の偏差値は、単純にこの成績は全体の分布の中でこの位置にいますよ、と言っているだけであって、その試験は志望校の入試ではないことに注意してください。

■ 中学入試はすべて独自入試です。中学校がそれぞれ自分の学校の求める人材に合わせて入試問題を作るのです。これまでそれこそ「一通り」全部勉強してきたわけですが、これからはまさに志望校の入試に対する対策を考えていかなければなりません。

■ だから全体の偏差値や合格可能性はまずおいておきましょう。それよりも、何が出題されるのか。それはどのくらいできるのか、ということに注目してください。模擬試験の成績がいまひとつでも、志望校別対策をがんばって入試に合格していった子どもたちはたくさんいます。

■ では、何をすればいいのか、もう一度入試問題を見ながら、ぜひ考えてあげてほしいと思います。

=============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

夏休みのお手伝い
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

7月18日の問題
==============================================================

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


Pocket
LINEで送る