衛星予備校のヒミツ

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大学受験では、良く衛星予備校を見かけます。衛星予備校というのは、基本的に授業が動画。衛星で送られてくるものを録画して、自由な時間に見ることができる。最近はインターネットで送られてくる場合もあります。

大学受験はやはり専門性が高いので、そうたくさんそのレベルの先生をそろえることができない。だから、どうしても動画の授業に頼りがちになるわけですが、でも、動画なら家で見ればいいじゃないか、という考えが出てきます。

実際にそういうサービスもあるのですが、これはあまり、はやっていない。むしろ、やはり塾に行ってブースに座り、ヘッドホンをつけて動画を見る、というスタイルになっています。

なぜか?

実は、やはり管理が問題になるのです。家で動画を見る、ということは勉強を自己管理しないといけない。しかし、塾に行けばチューターというスタッフがいる。模擬試験の成績を見ながら、勉強の指針をアドバイスする。あるいは宿題を出す、そういう管理をするスタッフがいるので、このスタッフとのコミュニケ―ションしながら、生徒たちは自分の勉強を進めていく。その方が自己管理せずとも、前に進むからです。

あまりにこういうシステムに依存する、というのは『自己解決力』がなくなるんじゃないか、とは思いつつ、しかし、やはりそういう管理は受験勉強では必要なことだと多くの生徒が感じているのは事実でしょう。

で、これを中学受験にあてはめてみると。

チューターにあたる部分がお父さん、お母さんではないかなと思うのです。チューターは別に勉強を教えるわけではありません。しかし、管理をする。やらなければいけない問題集がどこまで進んでいるか、チェックするし、過去問も本人と話しながら計画的に進めていく。そういうコミュニケーションの中で、生徒たちが志望校に向かって努力をする。だから、こういう役割をお父さん、お母さんが担うことで子どもたちの勉強を効果的に進めることができるようになります。

ただし・・・。

チューターは他人です。だから、当然お互いに甘えがありません。ところが親子関係の場合、親が子どもに甘えてしまうケースが多い。(逆だと思われるかもしれませんが、そうではありません。)自分の子どもだから、ということで割と失礼なことを平然と口にしてしまう。チューターであるなら一発でクビになるようなことばをつい、言ってしまうのです

ここを気を付けないといけません。逆に、お父さん、お母さんが上手に子どもたちのやる気を引き出せれば、非常に効率良く勉強が進むことになるのです。

衛星予備校のヒミツ、ご家庭でもぜひ活用してみてください。

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