6年生もここまで来ると、かなりカリキュラムを消化しています。
しかし、毎回の試験を見ていても、基本的な問題から間違えているし、「どうも、良くわかっていない」とお父さん、お母さんが感じられることはあるかと思います。しかし、どこに戻っていいか、皆目見当がつかない。それに、戻ろうと思うけれど時間がない。
というのは、塾ではカリキュラムが進んでいて、毎回やらなければいけないことがある。それをやらないわけにはいかない、と思ってしまうので、なかなか戻ることができない。結局、理解ができないものがどんどん積み重なって、どうしようもなくなる、というお子さんが少なくありません。
これを解決するためには、まず一度止めることです。ルーティンを。毎週あれと、これと、と言ってもわかっていないことに積み上げているから、子どもとしてはもう、やるだけになっている。
「どうせ、できないし」
「わからないものは、わからない」
そういう気持ちになってしまうと、勉強自身もおもしろくないし、やる気も出てきません。志望校、といったって、ピンとくるわけがない。わかっていないことに、わかっていないことを積み重ねるぐらいなら、まず進むのを止めて戻るのが良いのです。
しかし、どこへ戻ればいいのだろうか。
これは月例テストや組み分けテストの成績を見ていると、だいたい5年生の秋以降にやったことで、わからないことが積み重なっていると思います。例えば算数に関して言えば、分数、割合、比のあたり。
「え、そこまで戻るの?」
と思われるかもしれないが、今、戻った方がよほど時間を有効に使えます。この時期になってしまえば、基本的なことはできっている。だからルーティンをやめるのです。塾の先生に相談して、一度時間を作る。まだ半年あるのだから、今のうちからやり直せばまだ十分に理解を積み重ねることができます。
勇気をもって、今実行した方が、あとの時間が有効に使えるでしょう。
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