子どもが、志望校対策やできなかった問題の復習、模擬試験のやり直しなどを計画して実行するのは確かに大変です。
だから親が管理する、というのは中学受験では当たり前ではあるものの、しかし、そのやり方は注意しないといけない。
親がすべてを決めてしまうと、子どもは「言われたことをやるだけ」になりやすいからです。
最初のうちはそれでも回ります。
しかし、受験が近づくにつれて問題は変わってきます。
本来ならば、志望校の問題を見て、
「この分野は弱いからやり直そう」
「この問題は時間がかかったからもう一度解こう」
と、自分で判断して動ける力が必要になってくる。
ところが、いつも親が指示を出していると、その判断を子どもがしなくなります。
結果として、
親がいないと勉強が進まない。
何をやればよいのか自分で決められない。
そんな状態になりやすいのです。
中学受験で最後に伸びる子は、実はここが違います。
「これをやりなさい」と言われる前に、
「これをやった方がいい」と自分で考えて動く。
だから、勉強量が爆発的に増えるわけではなくても、
やっている内容がどんどん志望校に近づいていく。
親の役割は、全部を管理することではありません。
子どもが自分で考えて動けるように、
少しずつ「任せる範囲」を広げていくことです。
最初は、
「今日はどの問題をやり直す?」
と聞くところからでも良いでしょう。
そして、子どもが選んだ内容を見て、
必要なら少し修正する。
そうやって、勉強の主導権を少しずつ子どもに渡していく。
これがうまくいくと、ある時期から子どもは「勝手に進む子」になります。
親が言わなくても勉強する。
志望校に必要なことを自分で見つける。
実は、この状態に入った子は強い。
受験は最後、
「自分で考えて動ける子」が勝つからです。
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