近年、反転学習という言葉が使われるようになりました。要は子どもたちが予習をしてから、授業に臨むというスタイルの学習形式ですが、中学受験ではこちらの方が一般的な時代がありました。
四谷大塚の予習シリーズはその時代からのテキストなので、まさにその名前がついているわけですが、今は予習をさせる塾はあまり多くはなくなりました。
ひとつには予習をさせる、ということがなかなか大変であること。テキストを自分で勉強しなければならないので、親の負担が増えるというのがひとつの理由。
そしてもうひとつは集団塾でのスタートが統一できないという点。ある子はもうある程度のことはわかっているが、そうでない子は最初から習わないといけない、という履修状況がバラバラになるのは先生の負担になるので、できればスタートをそろえたい。
だからテキストを配らず、最初からプリントにして、授業で初めて配る、というスタイルをとっている塾もあります。この塾はしたがって復習型になるわけですが、逆に親の負担という意味では、あまり変わらないかもしれないとは思います。結局、わからないことをもう一度勉強させなければいけないから。
ということはこのスタイルのメリットを一番享受しているのは塾側ということになるのです。
で、反転学習の難しさは予習をどうするか、ということです。子どもたちが最初の導入部分をいかにしてスムースにスタートできるか。実は近年反転学習と言う言葉が生まれた背景には動画授業の存在が大きいのです。
タブレット端末やパソコンなどを通じて、その導入の動画を先に見ることができれば、子どもたちの理解が進んで授業に参加できる。逆にここまではわかっている、ということで子どもたちのレベルが揃えば、授業はさらに効率が上がる面があります。
何より基礎をマスターするのに時間がかかる子には便利です。フリーダムでも動画を使っていますが、動画を観る時間は授業中でなくとも良いことになっています。もとより個別ですから、そろえる必要はない。本人が自分で進みやすいように勉強のスタイルを決めていけばいいわけで、そこに動画があることは勉強のしやすさがプラスされているのです。
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