2015年開成中学の問題です。(一部表記を改めています。)
いろいろな整数や分数アについて、<ア>を次のように決めます。
アが整数の時<ア>=アとします。
(例) <3>=3、 <$$\frac{20}{2}$$>=<10>=10
アが0と1の間の分数の時、はじめに数アをこれ以上約分できない分数で表します。
これが$$\frac{b}{a}$$となったら<ア>=<$$\frac{b}{a}$$>=a+bとします。 (例)<$$\frac{2}{3}$$>=3+2=5、 <$$\frac{16}{20}$$>=<$$\frac{4}{5}$$>=5+4=9
アが1より大きい分数の時、はじめに数アを帯分数にしてから、これ以上約分できない分数で表します。
これがc $$\frac{b}{a}$$となったら<ア>=<c $$\frac{b}{a}$$>=a+b+cとします。
(例)<2 $$\frac{5}{6}$$>=2+6+5=13、 <$$\frac{42}{10}$$>=<4 $$\frac{1}{5}$$>=4+5+1=10
次の各問に答えなさい。
問1 次の(X)にあてはまる整数を答えなさい。
-1- <$$\frac{23}{5}$$>=( X )
-2- <( X )$$\frac{15}{12}$$>=30
-3- <$$\frac{4}{X}$$>=12
問2 <ア>=5となる整数または分数をすべて書き、小さいものから順に並べなさい。ただし、同じ値を二度以上書いてはいけません。
問3 アとして$$\frac{1}{27}$$、$$\frac{2}{27}$$、$$\frac{3}{27}$$、・・・、$$\frac{2014}{27}$$、$$\frac{2015}{27}$$
のように、分子が1以上2015以下の整数で分母が27である分数を考えます。この中で<ア>=54となる数アをすべて取り出して、小さいものから順に並べます。このとき、小さい方から5番目の数と、大きい方から5番目の数をそれぞれ求めなさい。
【解説と解答】
問1
-1- 4+5+3=12 (答え)12
-2- $$\frac{15}{12}$$=1 $$\frac{1}{4}$$ですから、30-6=24 (答え)24
-3- 12となるのは11:1 7:5 5:7 1:11なので11:1の1が4の時になります。(答え)44
問2
1つのものが5
2つのものが$$\frac{1}{4}$$と$$\frac{2}{3}$$
3つのものが1 $$\frac{1}{3}$$ 2 $$\frac{1}{2}$$になります。小さい順に並べます。
(答え)$$\frac{1}{4}$$、$$\frac{2}{3}$$、$$\frac{1}{4}$$、$$\frac{2}{3}$$ 、5
問3
一番小さいのは1 $$\frac{26}{27}$$=$$\frac{53}{27}$$
次が2 $$\frac{25}{27}$$、 4 $$\frac{23}{27}$$、5 $$\frac{22}{27}$$、7 $$\frac{20}{27}$$=$$\frac{209}{27}$$ でこれが5番目になります。
27の約数は1、3、9、27ですから、54=$$\frac{1458}{27}$$が最大。次が50 $$\frac{1}{3}$$、次が49 $$\frac{2}{3}$$ で次の分数は$$\frac{1}{9}$$ なので44 $$\frac{1}{9}$$
ですから5番目は43 $$\frac{2}{9}$$=$$\frac{1167}{27}$$
(答え)$$\frac{209}{27}$$、$$\frac{1167}{27}$$
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