勉強の結果から方法を考える

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スポーツ選手が、よく練習ノートを書いています。

今日の練習の結果から、何がうまくできたのか、何がうまくできなかったのか、を書き出してみる。

うまくできたのはなぜだろう? 調子がよかったから? いや、ひじの使い方がうまくできたからだ。とか。

逆にできなかったのはなぜ?まだ脇がしまってない。筋力が足りないから、ひきつける力がないかもしれない。そうすると、どうやって筋力をつける?

とか、まあ、そういうことが延々と書いてあるんだそうです。

でも、非常に大事だなと思うのです。どうやったらうまくいくのか? どうやったら結果が出るようになるのか?

そういうことを実は子どもたちが自分で考えていないのではないだろうか、と思うのです。

あれをやる、これをやる、ということが決まっていて、本人はそれをやらなくちゃいけない、と思ってはいるのだろうが、なぜこれをやるのか、これをやったらどういう力がつくのか、ということが案外わかっていない。

例えば歴史の年号を覚えると、当然のことながら古い順に並べなさい、という問題は簡単にできるようになるわけです。逆に覚えていなければ何となく流れのなかで考えるしかなくなる。覚えていれば簡単に並べられる。じゃあ、そういう問題が出ているんだから覚えておこう、ということになるわけです。

結果から勉強方法を再考するという方法はぜひこれからやってほしいと思うのです。時間は限られている分、優先すべき課題は何か、自分で考えられるようになると、さらに自分で勉強する力がついていきます。
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