水滴に関する問題

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2014年女子学院中学の問題です。


夏に冷たい水を入れたコップを放置しておくと、コップ表面に水滴がつくことがある。これは、コツプのまわりの空気が冷やされて、空気中の(   )が水滴になったためである。上空に浮かぶ、小さな水滴の集合である雲も、湿った空気が冷やされて発生する。
 では、空の高いところに昇った空気は、どのようにして冷えて雲になるのだろうか。
へこんだピンポン玉をお湯につけておくと、元の形に戻る。これは、空気は暖められると膨らむからである。一方、空気を暖めずに膨らませたら、空気の温度は下がる。
 山のふもとで買ったスナック菓子の袋を山の頂上に持っていくと、暖めないのにパンパンに膨らむ。このように、空気はより高いところに移動すると膨らむ。膨らむことによって、空気の温度は下がり、空気中の(    )が小さな水滴こなる。
  このようにして、雲は発生し、②小さかった水滴が大きくなると、雨として降ってくる。

(1)(    )にあてはまる言葉を答えなさい。

【解説と解答】
空気中の水蒸気が冷やされると水滴になります。
(答え)水蒸気

(2)下線部①と同じく水滴ができる現象を述べた次のA~Cの(  )には「内」か「外」の言葉が入る。その組み合わせとして正しいものを下の表のア~カから選びなさい。

 A 冬に車で走っていると、車の窓ガラスの(  )側がくもった。
 B お湯が入った風呂にふたをして、一晩放置しておくと、ふたの(  )側に水滴がついていた。
 C 飲みかけの水の入ったペットボトルのふたを閉めて、一晩放置しておくと、ペットボトルの(  )側に水滴がついていた。

【解説と解答】
A 内側が暖かいが、外側は冷たいので外気に冷やされて内側が曇ります。
B 湯気が冷やされて水滴になるので内側につきます。
C 内側の水分が蒸発したのが冷やされて水滴になるので、内側です。

(答え)ア

(3)下線部②について、この小さな水滴の体積を1辺が0.01mmの立方体の体積と等しいとすると、この水滴が100万個集まってできた雨粒の体積は、1辺何mmの立方体の体積と等しくなりますか。

【解説と解答】

$$\frac{1}{100}$$×$$\frac{1}{100}$$×$$\frac{1}{100}$$=$$\frac{1}{1000000}$$mm3ですから

$$\frac{1}{1000000}$$mm3×1000000=1

(答え)1

(4)自転車のタイヤに空気を入れていっぱいにしたあと、タイヤから空気入れを外すと、タイヤの産から空気の一部が「シュッ」と音を立てて吹き出す。このとき吹き出す空気が一瞬だけ白く見えることがある。どうして白く見えるのか。上の文章を参考にして説明しなさい。

【解説と解答】
本文中に解説が書かれているので、そこから以下の結論を導けばよいことになります。
(答え)
空気がタイヤから出る時、一気に膨らむことになるので、温度が下がる。冷たくなった空気に触れて、水蒸気が水滴になって白く見える。

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