第124回 中学受験は親の手間がかかるもの

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■ 中学受験と高校受験を比べてみれば、やはり中学受験は親の手間が本当にかかると思います。4年生ぐらいから受験勉強を始めるといっても、今までは学校の勉強と宿題、あるいは公文というような流れで来ていたものが、突如として宿題があったり、組み分けテストがあったりするわけですから、子どもも戸惑う。やり方も当然わからない部分があるから、横について勉強する、みたいなことはどうしても最初は必要でしょう。

■ 学年が進んでも、勉強しないのを叱ったり、塾からの帰りはやはり心配だから迎えに行ったり、まあ、そういう手間はずいぶんとかかるものです。その分、受験が持ついろいろ大変なことを、子どもとお父さん、お母さんが分担できるという面があるから、子どもの負担が減る。受験勉強はストレスがつきものです。その分、確かにお父さん、お母さんのストレスは増えますが、子どもが受けるストレスはやはり軽減されます。

■ ところが高校受験は、まあ、あまり親の出る幕が来ない。何となく塾の先生ととっとと進んでいて、「ただお金を出している」だけみたいな感じになる。「最近はどうなの?」と聞いても反抗期真っただ中だと「普通」「うるさい」「ほっといて」ぐらいしか返ってこない。でも、まあ、その分手はかからない。面倒見の良い先生にあたっていれば、心配になれば先生に電話をかけて様子を聞くこともできるし、勉強しなければチクるだけで済むし、みたいなところはあるかもしれません。

■ その代わり、ストレスは子どもが真っ向から受ける。でも、大きくなっているから耐性も備わっているし、まあ、そこそこ進むでしょう。だから、親があまり手をかけたくないなあ、と思うのであれば、実は高校受験の方が良いのです。でも高校受験のようなやり方は中学受験ではやはり無理があるように思います。やはり子どもが耐性をもっていないから。まず体力が15歳に比べれば圧倒的にない。この違いは非常に大きい。最後何とか滑り込む、みたいなパワーは小学生にはありません。だから、多少なりとも準備を長くするわけです。(でも、最近は長すぎですけど。)

■ 中学受験をやると決めたら、やはり親の手間がかかるものだ、と覚悟してください。土台、入試に親がついていくしかないでしょう?高校受験は、もうひとりで行けるのです。(でも、東大の二次試験、結構保護者の姿がありましたけどね。)

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