第337回 コントロールしようと思わない

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■ 夏休み中、塾に行ってくれていたので、それほど気にならなかったかもしれませんが、お盆休みに入ると、子どもたちが家で勉強する。

■ そうすると、まあ、いろいろトラブルが起こってくる場合があるようです。

■ すでに反抗期に突入している子が多いとは思いますが、まだ、この時期は本格的なものではないので、親の方が微妙な距離を保っていれば特に問題はない。本人もそれなりには親の言うことを聞かないといけないと思っているし、また何とか合格したいと思っていれば、勉強もそれなりにがんばるでしょう。

■ しかし…

■ 本人はあまりやる気にならず、親は何とかしたいと思い、結果として家庭内バトルに発展することはよくあること。子どもたちの話を聞いていると、やはりコントロールされたくない、という気持ちが強いのです。

■ これは本当はお赤飯を炊かなければいけない話で、ようやく、自分なりにやりたいと思うようになったわけですが、ただその質はまだまだ問題外のことが多い。だから親はコントロールしようとするが、それが気に入らないからバトルになる。

■ だから、そのコントロールしようという気持ちを捨てて、何とか本人のやる気を引き出すことを考えた方が良いのです。

■ では実際にどうするか。本人のがんばるところを認め、それを褒めることです。

■ 「そんな、褒めるところなんかひとつもない!」と思われているかもしれませんが、毎日塾に通うことだって、まあ、ある意味良くやっていることなのですし、そういうことをひとつひとつ認めていく。

■ さらに、合格したいと思う学校をしっかり作り、そこでどんな暮らしが待っているのかいっしょに想像する。合格すればこういうことができるようになる、というのを感じてくると、それなりにがんばろうかなと思うものです。

■ この2つを軸に子どもたちが自分でやろうとする気持ちを引き出してください。最早~しなさい、だけではダメで、モチベーションを支える工夫が必要です。


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