第199回 あせらせてはいけない

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■ 受験勉強では目標もあり、それまでの時間も限られるので、どうしても急がせる傾向があります。あるいは「あせらせる」と言ってもいいかもしれない。しかし、これはあまりプラスが多くないものです。

■ 例えば試験時間があるからといって、あと数問を慌ててやるのと、今までと同じようにやるのとでは、実はあまり変りがない。急いで解けるものだったら、今までのペースでも充分に早く解けるのです。ところがあせってしまうと、慌てるからミスがでやすい。だからかえって間違える。

■ 目標の学校の偏差値に対して自分の偏差値が足りない。もう夏休みもかなりたったのに!というのも、あせりにつながる。あせってうまくいくのは、今まで「やっていなかった」子どもたちだけであって、それなりにやっていた子どもたちには効果はありません。むしろ逆効果になるだけ。

■ 偏差値が足りないのであれば、やはり作戦を立てる必要がある。すべてを伸ばすというのは、最初は難しい。まずどの教科のどの分野を強化するのか、そういうことを緻密に考えていき、力をつけていけばいい。何問解けば合格する、ということはありません。ただ、それなりに練習をして力をつけていく必要はあるわけで、そこをしっかり計画して、実行することが大事なのです。

■ 親も子も、これから「あせる」気持ちになる場合があるでしょうが、そこは大きく深呼吸。「慌ててはいけない」と自戒してください。

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