気体の発生に関する問題

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2015年立教池袋中学の問題です。


うすい塩酸50mLに炭酸カルシウム(石灰石の主な成分)を1.00gずつ加えて、反応後の重さを塩酸の重さを除いてはかったところ、表のようになりました。また、加えた炭酸カルシウムが5.00gを超えると、気体が出なくなりました。

次の問いに答えなさい。

1)うすい塩酸に炭酸カルシウムを加えてできる気体について、まちがっているものはどれですか。次のア~工から1つ選び、記号で答えなさい。
ア ろうそくや木炭を燃やしても生成する。
イ 石灰水を白くにごらせる。
ウ 空気より重いので下方置換法で集めることができる。
エ 水に溶けやすく、水に溶かしたものを石灰水という。

2)次のア~工のうち、炭酸カルシウムを主な成分としないものを1つ選び、記号で答えなさい。
ア チョーク   イ 牛乳   ウ 貝がら   エ 大理石

3)同じこさのうすい塩酸100mmに、炭酸カルシウムをは15.00g加えたとき、塩酸の重さを除いた反応後の重さは何gになりますか。

4)石灰石を用いて、同じこさのうすい塩酸50mmに石灰石4.00gを加えたところ、塩酸の重さを除いた反応後の重さは2.40gになりました。石灰石にふくまれる炭酸カルシウム以外の成分は塩酸と反応しないとすると、この石灰石には何%の炭酸カルシウムがふくまれていますか。小数第一位を四捨五入して整数で答えなさい。


【解説と解答】
1)エが違います。二酸化炭素が水に溶けたものは炭酸水です。
(答え)エ

2)炭酸カルシウムが主成分でないものは牛乳。
(答え)イ

3)塩酸50mLに、炭酸カルシウム5.00gで二酸化炭素が2.20gでます。
塩酸100mLでは炭酸カルシウム10.00gで二酸化炭素が4.40g出るので、15-4.40=10.60
(答え)10.60g

4)塩酸50mLで4.00-2.40=1.60gの二酸化炭素が出ます。1.60÷2.20×5.00≒3.63gの炭酸カルシウムなので、3.63÷4.0×100≒91%
(答え)91%

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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