自由な学校は不安?

本来、子どもたちはいろいろなことがしたい。

その中から自分の好きなこと、やりたいことが見つかるわけだから、なるべく自由にいろいろなことをさせていきたいと考える学校があります。

一方で、やはり大学受験は厳しいのだから、最初からしっかり飛ばして生徒の成績を管理していこう、という学校もあります。

まあ、当然子どもたちの間では評判は良くない。

宿題多いし、試験多いしみたいな感じ。

しかし、親はアンシン、みたいなところはあるようで、そういう学校が人気がないわけではない。

逆にあまりに自由で、文化祭で親が「ギョっ」となるような学校は、特にお母様方に人気はないような感じ。

でも、ホントはそうではないのです。

自由だからこそ見つかることはたくさんある。そしてそれで世界的になった人物は多数いるわけですが、まずはちゃんと現役で大学に行って、ちゃんと就職してもらいたい、という願いに負けているのかもしれません。


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たくさん与えると、できるのを捜すだけになる

ちょっと考えてみてください。

今、子どもたちの前に算数のプリントが15枚あるとします。

これを次の授業までにやってこいと、言われた子どもはどうします?

真面目な子ほど、ちゃんとやろうとするが、しかし、中にはわからない問題が出てくる。

それをずっと考えていると、終わらない、ということはわかりますね?

だから、飛ばします。次に行く、またわからない。次へ。

となると、ホラ、できるものしかやらないんです。

これで勉強になりますか?

そう、わからないものをわかるようにしないといけないのが、ただ分かるものを確認しているに過ぎなくなる。

だから、できるようにならないのです。

子どもたちの前からまず、この15枚のプリントは消して、ちゃんとできるようにならなければいけない10問を与えた方が、子どもたちには良いし、10問ならウンウンと唸って考える。

そして、さらに先生に質問もできるでしょう。

20題も30題もわからない問題を、塾の先生は答えてくれますか?

結局できない問題が大量に積み残されるのが、今の受験塾の実態なのです。


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人気、不人気

2025年2月1日で1回だけの入試しかしない学校を並べてみました。

学校名 募集定員 応募者数 倍率
開成 300 1234 4.1
麻布 300 761 2.5
武蔵 160 518 3.2
駒場東邦 240 617 2.6
早稲田高等学院 120 392 3.3
慶應義塾普通部 180 675 3.8
桜蔭 235 542 2.3
女子学院 240 706 2.9
雙葉 100 389 3.9
フェリス女学院 180 415 2.3

こうやって見ると、今は1回だけの入試という学校が本当に少ないですね。第1回、第2回と分けられると、まあ、この学校に行きたい、と思っていても、他の学校を併願できるわけだから、その点はメリットですが、今回は比較なので、これだけになってしまいました。

一番倍率が高いのは開成で4.1倍。次が慶應義塾普通部の3.8倍。
御三家レベルで麻布や、駒場東邦が2倍台というのは、やはり少ないと思いがちですが、しかし、女子に目を転じてみると、一番難しいとされる桜蔭が2.3倍です。まあ、倍率と難しさが今ひとつ比例しないところもあるかもしれません。

ただ、やはり毎年の増減はいろいろあって、それはその学校の人気度を物語るところはあります。3月にいろいろな塾で入試説明会があり、この学校は減った、人気がなくなった、というような話は出てくると思うのですが、やはり我が家は我が家なりに、我が子に合う学校をしっかり選んだ方が良いでしょう。


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