月別アーカイブ: 2015年8月

第201回 受験に間に合えばいいだけ

◾️ ここ数年、各塾のカリキュラムは速くなり、かつ長くなりました。ちょっと前でいえば飛び級ぐらいの速さで進み、しかも3年生の終わりからたっぷり3年間の受験勉強になっています。

◾️ その間、毎月月例テストや組み分けがあり、成績が悪いとやはりそれは子どもにとっても親にとっても精神的負担が大きくなる。ましてまだまだ小さい3年生、4年生にとっては相当にしんどいことが続いている、ということになっているのです。

◾️ 塾がいろいろ競争している中で、速くやる、長くやる、ということがどんどん進んできて、まあ、ここまで来ているわけで、そうなると次は2年生の終わりから、みたいな話が出てくるのかもしれませんが、実際には少子化が続いていて、それほど競争率が高くなっているわけでもないのです。また、上位校の合格者を除けば、それだけ負担の大きい準備はなかなかできないので、学力が整わない部分も出てきている。

◾️ だから慌てないことです。いずれにしても速いのだから、受験に間に合えばいい、ぐらいに考えた方が良いのです。子どもたちが勉強が嫌いにならないように、途中でよく考えて軌道修正をしてあげてもいいでしょう。

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数の性質の問題

2015年学習院中等科の問題です。


3つの数字0、4、8を使ってできる数を小さい方から順に並べると、
0、4、8、40、44、48、・・・
となります。
このとき、次の問いに答えなさい。

(1)最初の数から数えて30番目の数はいくつか求めなさい。
(2)40048は、最初の数から数えて何番目であるかを求めなさい。
(3)これらの数の中から120の倍数だけを取り出したとき、88888以下の数は何個あるか、求めなさい。ただし、0は120の倍数ではないものとします。


(1)0、1、2として考えると3進法になります。最初が0なので、10進法で考えて29番目の数になります。
29÷3=9・・・2 9÷3=3 3÷3=1より、1002となりますから、置き換えて4008になります。
(答え)4008

(2)40048を置き換えると10012になるので、1×2+3×1+3×3×3×3×1=86ですから、1たして87番目になります。
(答え)87番目

(3)120の倍数で、0、4、8だけで作れるものです。
3桁 480、840 
4000台 4080、4440、4800
8000台 8040、8400、8880
ここで下3桁は2つのパターンがあり、80、440、800と増えるものと、40、400、880になるものがでます。
これを40000台と80000台で調べていくと、
40000台 40080、40440、40800、44040、44400、44880、48000、48480、48840
80000台 80040、80400、80880、84000、84480、84840、88080、88440、88800
から2+6+18=26個
(答え)26個

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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全ての学校に学校別対策クラスは存在しないから

秋になると、いろいろな塾で有名校対応の学校別対策や学校別模擬試験が行われます。

しかし、これは有名校だけの話であって、全ての学校に学校別対策クラスが存在するわけではありません。したがって、学校別対策というのは本来は個人でいろいろ考えるべきものなのです。

これを塾に依存してしまうと、「ウチの子が受ける受験校の学校別対策が存在しない」という不満になります。

でも冷静に考えてみれば、そんなことはあり得ないわけで、だから我が子の受験は我が家で本来考えるべきなのです。

例えば学校別対策を選抜制で行う塾もあります。そうなると、その選抜資格に合格しないとその学校別対策には行けないことになる。これも定員があるから仕方がない、部分があるわけですが、じゃあ、「この段階であきらめろということか?」という話では本当はないわけです。

残念ながらその選抜資格に合格しない場合もあり得るでしょう。今の段階では。しかしそれが来年2月の状況では当然変わることもあるわけで、塾もそんなことは百も承知だが、「定員」がある以上そこでおしまいにせざるを得ない。ところがそういう話を聞いてしまうと親としては「何と冷たい塾だ」という気になってしまうものです。

そう考えても仕方のない部分はあるものの、しかし子どもたちの可能性がそれで狭まってはいけないわけで、だから家庭でもっと違う手を考えないといけない。

全ての学校に学校別対策クラスは存在しないのだから、我が家なりの学校別対策を考えていく必要があるのです。

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