2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

宿題を親に連絡する学校

インターネットの普及で、今までなかったことが起きていることをいろいろなところで見ることがあります。

ある学校では、宿題や課題をメールやグループウェアで送るようにしています。

子どもに渡してもまあ、だらしない男子は多いのでなくしてしまう。せっかく期末試験の対策を出しても鞄の中に埋もれてしまうのはもったいない、ということでしょう。

だから、親に連絡する。

で、まあ、親が子どもにこれをやれ、あれをやれ、ということになるので、これはこれで、また家庭内でいろいろもめ事を起こす原因になるらしい。

こういうことは、絶対にしない、という学校もあります。

それは本人に自己責任でしょう。しかし、それにクレームをつける人もいるそうですが・・・。

学校の姿勢はこんな所にも出てくるのです。


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名門校と新興校

10年前の偏差値表と現在の偏差値表を見てみると、大分、順序が入れ替わっているところがあります。

これまで伝統的に上位に位置していた名門校の合格偏差値が下がり、新興校のいくつかが偏差値で上がってきています。

新興校では、例えば新たに大学の系属校になった学校が多く、また、医歯薬系で進学実績をあげた受験校も顔を並べている。

一方で、かつてお嬢様学校ともてはやされた学校が、相対的に位置が下がってきている、というのが現状でしょうか?

それでもがんばっている名門校もあれば、長い伝統因習の中で、新たな戦略が打ち出せないままになっている学校もあり、また10年後に違いが出てくるでしょう。

ただ・・・。

やはり学校は出口だけの問題ではないので、塾のような進学指導だけを売りにしているところは、教育機関としてちょっと、と思うところもある。

その点、やはりしっかりご家庭が判断をしていくことが大事だろうと思います。



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授業の定型化

塾の歴史の中で、クラスの人数を減らす、ということは、最初の課題になりました。

それまで中学受験の先生の数が圧倒的に足りなかったので、1クラスの人数が大手予備校のように多かった。しかし、これは子どもの指導をする上ではやはりいろいろ問題が出てくるので、1クラスの人数を減らさないといけない。

そうなると、先生を増やさないといけないから、授業を定型化する必要があるのです。

そこで採られたのが、各授業のパッケージ化。その授業で教えることは何かを明確にし、やる教材を同じにする。ここで先生の裏技が逆に邪魔になる。余分なことは教えるな、ということで、まあ一悶着はあったわけですが、しかし、粛々と定型化が進んだわけです。

なので、大手塾で1クラスの人数が15人という授業は、この定型化がもたらしたわけですが、もちろん問題もある。

というのは、小学生の場合、子どもと先生の相性、というのはやはり大きい。なんか、合わないなあ、と思うと子どもは先生の話を聞かなくなる傾向がある。また親もその話を聞いて、他の先生の授業にしてくれ、というクレームが発生するのです。

そこで効力を発揮したのが組み分けテスト。先生は選べない。だって成績順ですから、という一点張り。それがイヤなら辞めてください、ということになって、辞めた子もいましたが、しかし、まあ、多くの場合はそのままだったでしょう。

これで先生に対するクレームを封じたので、大手塾のシステムとしては完成したわけです。

で、個人情報の問題はあるものの、座席まで成績順で決める。これはそのクラス内での順序が明確に分かるわけですが、これもクレーム封じみたいなところもある。つまり、目の悪い子は前の席にという親の要望を封じたのです。まあ、いろいろ封じることは多かったみたいですが、しかし、結局、そういう力関係の中で、今のシステムは成り立っている。

その結果として、子どもたちの負担がどんどん増えている、というのは、許容しがたいレベルになってきています。通塾時期の低年齢化もそうですが、また出されている課題も異常なものが多い。

同じシステムも40年経つとやはり経年劣化が出てくるので、そろそろ違うシステムへ動いていくべきだと思います。


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