2019年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

この時期の模擬試験の結果をどう考えるか(2)

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慶應の算数、特別授業のお知らせ
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今回は国語です。国語の模擬試験は基本的には
1 物語文の読解
2 説明文の読解
3 漢字の知識
4 言葉の知識
に分かれるでしょう。3、4ができていないというのは、まあ、これは後でいくらでも解決できることなので、どういう点数であろうがあまり関係がありません。

で問題は読解なのですが、失点の分類の中で問題がないのは

1 面倒で答えていない記述問題の失点
2 問題の読み違いによる失点
3 自分で根拠を見つけたが、選択を間違えた失点

の3つです。

1はちゃんと書かないのは問題ではあるものの、この時期の男の子にも多いので、まあ、これから練習をしてもらいましょう。さらにミスによる失点はこれも後から直せば良い。

問題は3の反対、つまり
4 文中の根拠を考えずに、自分で選択肢を選んで間違えた問題

です。

これの何が問題なのか? 
自分で考えている限り、正解になることが非常に難しいからです。

国語の出題は、著者が作っているわけではありません。出題の先生が文章を使って問題を作っているので、文中に根拠が必ずある。文中に根拠がなければ、他の選択肢が否定できないからです。アが○であって、イは×である、というような論理は、子どもが文章を考えてできるというものではない。これは書いてある、書いてない、という判断ができないといけないわけです。

で、このような論理で考えていないと、正解にはたどりつかないし、なぜ自分の答えが間違いかも判断できない。最悪「これは答えが違う」というようなことになりかねない。

こういう子は最後のところでよく間違える。最後アかウか、までは絞り込めるが、その次がわからない。でア、にしてしまうと答えがウだったりするわけですが、そういうことは考え方を変えないと正解にならない。ここをまず直すことが大事です。

ちなみに・・・。

物語文で、登場人物がなぜそういう行動をとるのかわかないあ、という子もいます。恋愛感情がその原因であったりすれば、さらにわからない、という男の子もいるでしょう。でも、これは成長してもらうしかないし、段々わかってくるから慌てて教えなくても良いでしょう。

もうひとつ・・・・

説明文がわからない、という子もいると思います。これは語彙不足が原因であることが多いが、これからいろいろ文章を読んでいくうちに、言葉はどんどん増えていきます。親も聞かれたらどんどん答えてあげると良いでしょう。これも時間が解決することなので、それほど問題ではない。

4だけ気をつけてください。


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この時期の模擬試験の結果をどう考えるか(1)

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慶應の算数、特別授業のお知らせ
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4月から6年生の模擬試験が始まりました。

結果が出てきて、いろいろ考えられているところがあるかと思うのですが、偏差値はやはり大事な指標であろうかと思います。つまり、全体の中で各教科がどうなのか、ということ。

これは集団によってもいろいろ結果が分かれるとは思うのですが、それぞれの科目の偏差値から考えて、勉強の進捗度は測れるでしょう。ただ、理科や社会の偏差値についてはあまり気にしなくても良いとは思うのです。まだまだ十分に勉強できているわけではないし、忘れているところも多いだろうから、この成績を元に後何をやらなければいけないか、ということがはっきりした、というレベルで考えれば良いと思うのです。

ただ算数と国語については、成績が悪い場合はその原因をしっかり探っておいた方が良いと思います。

算数については、間違えは大きく3つに分類できます。

1 いわゆるミスによる失点。計算ミス、問題文の読み違い、いろいろミスの原因はあるでしょうが、しかし、後からやり直したらできる、という間違い。
2 問題のテーマについて(例えば比と速さ、平面図形)の基礎的な問題で、それがよく分かっていないという間違い。
3 問題のテーマについて、応用的な問題で、基礎はできていると思われるが、応用問題が解けなかったという間違い。(全く手がついていない場合も含めて。)

で間違いがこの3つのどれに当たるのかを、試験後しっかり確認してみてください。
1が多い場合は点数が悪くても、まあそれほど心配する必要はない。また3が多い場合も特に問題はない。基礎はできているわけですから、後は応用力を身につけていけばいい。問題は2が多い場合です。

例えば模擬試験で前半出てくる一行問題や基本問題から間違えており、それがどうしてそういう解き方になるのか、今一つわかっていない場合。

これは基礎ができていない、ということなので、どこがわかっていないのか、確認を必要とします。できれば早急にその分野の基礎をしっかり勉強し直す必要があるでしょう。今のところ難しいところはできなくてもそう心配はないが、基本問題ができないというのは、やはりやり直しが必要です。基礎ができていないと応用問題はまったく歯が立たないからです。

同じ点数であっても、その内容によって状況の深刻さは違いますから、しっかり分析してください。

次回は国語についてお話します。


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志望校のホームページを確認しましょう

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慶應の算数、特別授業のお知らせ
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間もなくゴールデンウィークですが、この前後に文化祭をやる学校があります。文化祭はその学校の雰囲気を知る良い機会ですが、つい秋ではないかと思いがちです。

したがって志望校のホームページで必ず時期を確認してください。

文化祭は、やはりできる限り出かけて行った方が良いと思います。一度行ったことがあるから、今年はいいか、とは思わず、できれば毎年行く、ということでもいいのではないかと思うのです。

志望校であれば、学校が身近になればなるほど「行きたい」と思うものです。したがって文化祭に行けばその気持ちは強くなるので、できる限り行ってほしいと思います。

子どもたちは自分の好きな展示を見てくれば良いのですが、お父さん、お母さんにはやはり在校生の様子をしっかり見てきてほしいと思うのです。

子どもにもいろいろなタイプがいます。

積極的に部活に参加する子もいれば、そうでない子もいるでしょう。

いろいろな子どもたちがいますが、その子どもたちがどんな活動をしているのか、どんな様子なのかを見ていれば、お子さんがやがて入学したときのイメージが湧くでしょう。

その結果として、それが子どもたちにとって楽しいものである、と思えるのであれば、それはその学校がお子さんに合っている、と思って良いのではないかと思います。

逆にそのイメージがあまりわかないとすれば、本当にその学校でいいのか、もう一度考える余地があるのかもしれません。


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