2018年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

難度を絞る

各校では毎年の入試の成績を見ながら、次年度の問題作成に役立てています。

その中で、出題傾向はあまり変わらない。例えば国語が一番わかりやすいが、多くの学校では物語文、説明文、漢字というパターンが多い。ここに細かい文学史や文法の問題を入れることはまずないでしょう。

一方で、難度は多少のずれがある。しかし、その学校を受ける学力層というのを学校側は大方理解しているので、その学力に合わせた問題を作る。

例えば難関校であれば、やさしい問題を出してもあまり意味がない。みんな出来てしまうから。

ならば、それなりに難しい問題を出さないといけないが、あまりに難しい問題を出しても今度はみんなできなくなってしまっても困る。

だからその学校なりの難度がでてくるわけです。

で、学校別傾向を勉強してくると、そのレベル感が段々わかってくる。それ以上に難しい問題は出ない。またあまりに易しい問題も出ない。

だから出るレベルの問題を練習すればいいのです。難しい問題に手を出すよりは、確実にそのレベルの問題をできるようにした方がよほど効率が良い。

まずは志望校の過去問をやりながら、その難度をつかんでください。
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5月27日 ”追加”中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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やさしい問題も、たくさん出ると難しくなる





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スクールカラーとの相性が一番大事

それぞれの学校には学校創立以来脈々と培ってきたスクールカラーがあります。例えば宗教法人から生まれた学校は、ある程度の規律を子どもたちに要求する。

制服の着方から、学校内での過ごし方まで細かい指示がある場合もあるでしょう。これがうるさくていやだ、という子がいます。

しかし、それは全員ではない。むしろそういう生活で自分のペースができるから、その方が良い、と思う子もいるのです。

つまりスクールカラーの善し悪しというよりも、相性の善し悪しといった方が大事になります。その学校のスクールカラーに合えば、学校生活は充実するだろうし、逆に反発が強くなれば学校に行くこと自体がつらくなる。

自由がいい、と思っていても、その自由を奔放とはき違えて努力を怠るようになると、それは本人にとってよかったかどうかわからなくなる。

自分で気がついて、ちゃんと努力するようになればいいが、そうならない場合もあるわけで、そこを見極めておかないといけないのです。

じゃあ、管理型がいいかとも言えないところはたくさんある。

管理型はやらされることが多い分、それに反発してやらなくなる、ということも十分にあり得る。私立から公立に戻る子が多いのは、こういうタイプの学校なのです。

我が子の性格から考えて、どういう学校がいいだろうか。本人ともよく話をしながら決めていく必要があります。

最低6年間は通う学校なので、そこを良く考えてください。
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国語の点数を上げるには

国語は点数が取れるようになると、あまり下がらない科目です。

なぜでしょうか。

実は、国語は点数の取り方があるのです。これを知らず知らずマスターした子は、点数を確実に取る。一方でそうでない子はいくらやっても、なかなか点数が取れないのです。

一番の違いは選択問題に表れます。自由記述の問題は、いろいろ考え方があり、また正解もいくつか考えられる場合がありますが、選択問題の場合は、答えは決まっている。その選択問題を間違えなければ、まあ、そこそこ点数はまとまってくる。

国語の点数が安定している子は、この選択問題で間違えないのです。

できる子は選択問題の答え方をマスターしているのです。

これは問題の作り方に理由があります。

読解問題は、もちろん中学校の先生が作るわけですが、本文は著者が別にいます。ということは著者が問題を作るわけではないので、あくまで本文を根拠に問題を作らなければならない。

したがって選択問題の場合、これが正しい、あるいはこれが違う、というのが本文の中で判断できるような選択肢にするしかないのです。

だから、選択肢を見て、あ、ここは違う、これは書いてない、など否定する根拠が見つかれば、どう考えてもアしかない、という道筋になる。

この考え方をマスターするのが一番、国語の点数を上げる方法です。

私は良く、子どもたちに選んだ理由を聞きます。

どうしてアなのか?

間違う子は、何となく選んでいるのです。ウよりはアかな、みたいなそんな感じ。そうではなくて、ウはここが本文の記述と違うから、×。だからアという考え方が必要なのです。

その考え方は実際に入試問題をやってみながら練習するしかありません。これからはどうやって得点を伸ばすか、ということが大事ですから、ぜひ、この点を踏まえて読解練習をしてください。

常に根拠を考えるくせをつけると、選択や書き抜きの問題は間違えなくなります。


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