2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

第一志望は狙うもの

第一志望が安全圏になっている子が多いか、と言われると実際にはそれほど多くはない、と思える部分があります。

概ね中学受験の上位校の倍率は3倍前後で推移するのが多いのですが、3倍ということは定員の2倍分多いということで、したがって受験生が全員安全校になるということはありえない。

普通に考えれば定員分か、あるいはそれよりも少ない数の受験生が安全圏にいるわけで、残りの受験生は少なくとも秋の段階では安全圏に達していない可能性があるわけです。

でも、みんな挑戦する。

僅差の勝負になっているので、安全圏に達していなくてもそれに近づいている子は多いから、まあ、とにかく受けてみよう、ということになるのです。

だから、第一志望の安全圏に達していないからだめだ、という結論にはならない。良く、お話しをするのは20%というラインまでは十分に合格する可能性がある。だって3分の1ですから、普通に考えると合格率は33%なわけで、20%ぐらいだったら当然あり得るわけです。

で、数字の議論はいろいろあるが、模擬試験の結果で第一志望はあまり変えない方が良いでしょう。元々狙うものであって、そう簡単にあきらめていいものでもない。

もちろん他の魅力的な第一志望が出てくれば、それは議論としては別の話ですが、大いに第一志望は狙って欲しいと思います。


冬期講習のお知らせ


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
そこまでやらないといけないの?


5年生の教室から
早くから塾に行くよりも


中学受験 算数オンライン塾
10月27日の問題


新6年生(現5年生)を募集しています。




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村





:

第243回 行く学校をベストにする

■ いよいよ追い込みになってくると、一生懸命子どもを叱咤激励している自分を顧みて、「何か自分が鬼みたいでいやだ」と感じられることがあるようです。そういう時は、もう一度、出発点に戻って考えてみると良いかもしれません。

■ なぜ、中学受験をするのか。それは子どもにプラスになるであろう教育環境を与えるためです。中学は義務教育ですから、わざわざ高い月謝を払わずとも行けるわけですが、しかし、私立、国立、やはりそれぞれが自分達の特徴を出した教育をしている。そういう教育環境の中で子どもたちが育ってくれれば良いわけで、だから中学受験をするわけです。ですから、子どもたちの教育のためにやるわけだから、その準備もあくまで教育的でないといけないのです。

■ さらに、いろいろ受けられたりするのだけれど、結局行く学校はひとつです。でも、そこでさらに子どもたちは今後も勉強し、成長していくわけだから、そこからまた新たな未来が開けるように考えていかないといけない。

■ そこで「行く学校をベストにする」という考えが必要なのです。それが公立になったとしても、それはそれで良かったと思えるような効果をあげる必要があるわけです。逆に言えば、行く学校が決まったところでそれをベストにするという心構えがあるのであれば、ある意味どこの学校に行ってもいいぞ、ということになる。

■ そうなると、残りの時間で子どもたちが自分なりにしっかり努力すればそれでいい、ということになるのです。まあ、そこまでまだ達観できないかもしれませんが、しかし、ぜひ「行く学校をベストにする」という心構えを持っていただければと思います。


冬期講習のお知らせ


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
あの子が合格して僕が落ちたら・・・


5年生の教室から
式を書けえええ


今日の慶應義塾進学情報
問題は最後まで読む


新6年生を募集中です。




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

塾に行きたくない

「塾に行きたくない」と言われると、お父さん、お母さんとしてはやはりドキッとするものです。

しかし、6年生のこの頃に「塾に行きたくない」というのは前向きなものもある。つまり、塾で習うよりも、自分で勉強したい。例えば過去問をやるとか、暗記をもう少し時間をかけるとか、時事問題集をやりたいとか、具体的に何かをやりたいが、塾に行けばそれとは違うことをさせられるので、塾に行きたくない、ということになる。

で、これは子どもの希望に合わせるべきだ、と思うのです。もちろん塾の先生とも相談してもいいが、受験するのは本人だから、やはり納得のいく準備をしたいと思っている。これを覚えないといけないのだから、先にやりたい。その通りでしょう。

一方、後ろ向きな理由もあり得るでしょう。これは5年生も同じ。授業に出てもわからない事が多い。宿題や課題がやりきれない。やっていかないと叱られるから、行きたくない、というのもあるかもしれない。これも、やはり状況を良く考えて、何か別の手はないかを考えてあげるべきです。「何言ってるの、がんばんなさい。」は一番良くない対応でしょう。

また塾でいじめられている、というのもある。いじめ、というのはどこにでもあるし、実際に指導している先生が気が付かない場合も多い。子どもも自分がいじめられていると言いにくいところはあるので、それが積もると本当に子どもにとって良くない。

だから、塾に行きたくないそぶりが感じられたら、やはりすぐ対応することが大事です。山の登り方はいくらでもある。その塾でなければならない、ということはまったくない。

本人がやる気をもって勉強しないとできるようにはならないので、無理なことをさせてはいけません。


冬期講習のお知らせ


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
本気を出さない子


5年生の教室から
歴史マンガ


今日の慶應義塾進学情報
成績に波がある


新6年生を募集中です。




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村