2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

これは過保護ではないのか?

東北大学の二次試験で、バスに受験生が乗り切れない、というので試験開始時間が30分遅れることになりました。原因を調べてみると、どうも、受験生の数よりも保護者の数が増えて、バスに乗り切れなかった、ということらしい。当日生協の説明会があったとはいうものの、これに出席する保護者の数はそれほど大きな影響を与えるものではなかったらしく、結局「多くの保護者が付き添いで来た」ということのようです。

まあ、大学受験も中学受験のようになってきた、ということなのかもしれませんが、しかし、親の立場からするといつまでたっても子どもは子どもである。だからいろいろ心配になって、特に入学試験なんかは「何かあってはいけない」と思うから、ついついていってしまう。

でも、それをいつまでも続けるわけにはいかないのです。

だから、親は親でどこかで腹をくくらないといけない。

じゃないと、子どもが「自分でやる力」の成長が停滞してしまうからです。指示を出してくれたり、やってもらえたりすれば、当然、自分でやらなくて済む。問題を自分で解決しなくていい、ということになれば、楽でしょう。

楽だから自分でやらなくなる。その分、問題解決能力は劣ることになってしまうわけで、これはやはり親が考えないといけない。

子どもが小学生のうちでも、少しずつ考えていった方が良いでしょう。

「これは過保護ではないのか?」

やらせれば、子どもは早くできるようになるわけで、それを引き出すのもまた、実は親の力ではあるのです。

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図形は、まず図を写してみる。

図形の問題は、問題図があるから、これにいろいろ書きこんで問題を解く子どもが多いでしょう。

問題によってはその方が速い場合もありますが、実際に別の図を描かないと解けないという場合もあるでしょう。

今のうちは、すこし余裕があるのだから、急ぐよりもじっくり問題に向き合った方が良いと思うのです。

だから、ノートに問題の図を写してから考えてみるのもひとつの方法でしょう。

写しているうちに、気が付くことがある。この辺はこの辺と平行かな?とか。この角度は直角かな?

図を描いていると、この図形を描くための条件みたいなものを考えるようになって、これが結構ヒントになるものです。

あまり図を描かない子が多いのだけれど、やはりそういう作業を通じて発見したり、理解したりすることが多い。

で、図を描くのに結構便利なのが方眼のノートです。

例えば、立方体も方眼をうまく使うときれいに書ける。

マスを使えば辺の比も問題の通りに反映させることができます。

うまくなったら白紙のノートがいいのですが、それまでの間は方眼ノートを使って図を描く技術を身に付けてください。

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中和の問題

2014年ラ・サール中学の問題です。


塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜ合わせて、下の4つの水溶液A~Dを作り、実験1、2を行いました。
 A 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液100mLを混ぜた水溶液
 B 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液150mLを混ぜた水溶液
 C 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液200mLを混ぜた水溶液
 D 塩酸100mLと水酸化ナトリウム水溶液400mLを混ぜた水溶液

〔実験1〕水溶液A~Dに、ある1 金属を加えたところA、C、Dからは2 気体が発生したが、Bだけは気体が発生しなかった。

〔実験2〕新たに用意した水溶液A~Dを加熱して蒸発させたところ、Aでは6g、Bでは9g、Cでは( 3 )g、Dでは19gの固体が出てきた。

(1)下線部1の金属と2の気体の名前を書きなさい。

(2)水溶液A~Dにフェノールフタレイン液を加えたとき赤色に変化するものをA~Dよりすべて選びなさい。

(3)水酸化ナトリウム水溶液100mLに溶けている水酸化ナトリウムは何gですか。

(4)3に当てはまる数値を書きなさい。

(5)水溶液A200mLを中性にするためには、水溶液Dを何mL混ぜればよいですか。


【解説と解答】
(1)A、C、Dは気体が発生して、Bは発生しなかったということはBが中和をしていて、それ以外は塩酸、水酸化ナトリウム水溶液、どちらかが残ったということです。どちらも反応する金属は亜鉛、アルミニウムがあります。発生する気体はいずれも水素です。

【答え】 1 アルミニウム(亜鉛) 2 水素

(2)フェノールフタレインはアルカリ性に反応します。中和させた段階で、Aは水酸化ナトリウムが足りず、固体はすべて食塩。Bは過不足なく中和してすべてが食塩。CとDは水酸化ナトリウムが多く、食塩と水酸化ナトリウムがまざっています。ですからCとD。

【答え】CとD

(3)BとDの差からDの19gのうち9gが食塩、10gが水酸化ナトリウムとわかります。DはBに比べて250mL多いので、
10÷(250÷100)=4gになります。

【答え】 4g

(4)CはBに比べて50mL多いので、Cに含まれる水酸化ナトリウムはDの50÷250=$$\frac{1}{5}$$になるので、10×$$\frac{1}{5}$$=2g したがってCの重さは9+2=11gです。

【答え】 11g

(5)塩酸:水酸化ナトリウム水溶液=100:150=2:3ですから塩酸200mLには水酸化ナトリウム水溶液が200÷2×3=300mLが必要です。しかし、100mLしか入っていないので300-100=200mL加える必要があります。

【答え】200mL

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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