2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

これはどうやって解いたの?

最近は仕事を持つお母さんも多くなったので、子どもたちの勉強をいつも管理しているわけにはいかなくなりました。

結果として、解答や解説を子どもが持って、それで答え合わせをしている場合も少なくないでしょう。これはこれで、仕方がない。子どもたちが自分で考えて答えを出して、あとで答え合わせをするという方法もあるし、本当はその方がいいかもしれないが、実際に仕事の都合で遅くなることもあるだろうし、その場で答えを見たい場合もあるだろうから、そういうやり方をしてるご家庭も少なくないでしょう。

でも、そうするとやはり答えを写す子が出てくるのです。

最初は、解けないからどうやって、解くのかなあ、ぐらいで見ているのだが、だんだん、エスカレートしていく。

なんだ、写しちゃえば早く終わるじゃないか。早く終わることを目的とする場合はこれが一番手っ取り速い方法であることは間違いないので、やっちゃうわけです。

だから、時々、チェックをしないといけない。

「これ、どうやって解いたの?教えてくれる?」

お母さんに教える、ということなれば、本当は得意に思ってやることなのですが、わかっていないとそうはならない。

説明できないときは、まず、答えを見ていると思った方が良いでしょう。

そのときは、かっとならずに。

タイミングを変えて、話をすることです。

終わることが目的ではないことを、良く教えてあげてください。

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まずは日本語ではないのか

昨今、気になる議論に、「英語教育早期論」があります。つまり、早くから英語を教えよう、ということなのです。実際に小学校でも英語を習っているし、幼児期の英語教育も流行っている。

しかし、これらの早期教育が私は役に立つとは思っていないのです。なぜか?

日本は日本語で暮らせるからです。英語ができないのは、英語を使わないからです。毎日英語を聞き、英語を話さなければ生きていけない環境になれば、習った英語は非常に生きるでしょう。しかし、今習った英語を、日本でどこで使うというのでしょうか?

だから、私は中学からでいいと思うのです。以前、英語教育でリスニングとか会話が大事だ、とされてテープを聞いたり、まあ、いろいろしたでしょう。でも、日本人は英語をしゃべれるようになったか?なってない。

つまり今生きていく上で必要ではないからです。これがシンガポールだったら絶対に必要だと思うけれど、日本はそうではない。だから、むしろ母国語をしっかりした方が良いと思うのです。

人間はものを考えるにあたって言語を使います。つまり、言語の上に考えや思想があるわけで、それがしっかりしていないと自分の論理が明確でなくなる。

少なくとも小学生までの間で自分の論理なり考えを的確に表現できる言語体系をしっかり持つことの方が重要であって、それがあれば、その体系を必要に応じで、英語でもフランス語でもイタリア語でもすればいいと思うのです。

むしろその骨格となる日本語が充分でない子どもたちが増えていることの方が問題だと、私は思うのですが。

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郊外の学校のメリット

一般的には、多くのご家庭が上りの電車に乗る学校を選ばれるケースが多くなります。

これは塾も同じ。例えば同じ塾の2つの教室があって下りにのっていける教室と、上りにのっていける教室があると、まずは上りの電車に乗る教室を選ばれるご家庭がほとんどです。

やはり上りの方が何かいいと、感じられることがあるからでしょう。

しかし、学校に関して言えば下りの電車に乗る学校は悪くない。そういう学校は多分に郊外に作られているので、実は校地が明らかに広いのです。

学校法人というのは寄付行為によってスタートします。で、校地は原則、学校法人が持っていないといけない。

ということは、相当昔でない限り、都心近くに大きな校地を得ることは難しいのです。だから都心の学校に行くと、大変工夫されている。

プールとか食堂がビルの中に隠れている、という感じです。これはもう、仕方がない。なかなか都心部で校地を広げることはできないからです。

ところが郊外にある学校は、最初からある程度校地を確保して運営していますから、やはりゆったりしている。

サッカーグラウンドと野球場が別にある学校も少なくありません。これだと、野球部とサッカー部がグラウンドの取り合いをする必要がない。

郊外の学校のメリットは、ゆったりしているばかりではありません。やはり郊外だから、「繁華街」を通らないことが多い。渋谷、新宿などの繁華街と無縁な日々ということになると「つまらない」という面もあるでしょうが、しかし、親としては安心する部分もあるでしょう。

郊外の学校は、そんなメリットがあるので、下りの電車で行ける学校も検討してみると良いかもしれません。

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