2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

学校別対策を家庭で考える

受験対策で最も大事なのはやはり学校別対策だろうと思います。

これまで合格実績を伸ばしてきた塾がなぜ伸びたのか、ということを振り返って考えてみると、やはり学校別対策に力を入れた、ということにあるのではないでしょうか。塾の経営から見ればなるべく多くの生徒に同じことをさせることの方が経済合理性があります。教材の種類も増やさなくていいし、先生は同じことをある程度繰り返しやれることになる。

しかし、学校別対策を考えるとそれぞれの学校で出題傾向が違うので、教材も増やさないといけない。また年によって出題が変ってしまうこともあるので、これも準備を怠らないようにしないといけない、ということで手間がかかるのです。

でもそのかかる手間の分だけ、子どもたちの勉強はより効率が良くなり、点数が伸びる。今は学校別対策をすべての教室でやれるわけではないので、日曜日を中心に教室を決めてそこに集まるというような運営の仕方も増えてきましたが、それでも多くの場合、学校別対策が行われるのは上位校だけでしょう。

しかし、子どもたちの受験する学校は上位校ばかりではない。でも上位校でなくともやはり学校別の出題傾向はあり、それに対する対策をしっかり実行すればこれは効率が良いに決まっている。

で、塾でできないのなら、家庭が中心となって組み立てるべきでしょう。まず最初に過去問をやることから始まりますが、過去問を研究することが大事です。学校別の出題傾向というのは、なかなか変えにくい。その対策をしてきてくれるだろう、と学校が予測する分、やはり動かしづらいところはあるのです。

だから、それをまずしっかり研究します。そして「出題形式」をしっかり整理しましょう。例えば国語は選択肢が多いのか、記述なのか。算数は基本中心なのか、記述を含む応用問題が多いのか。理科社会は知識を単純に聞くのか。その範囲はどの程度なのか。塾の暗記テキストで充分か。などを調べていけば自然、何を優先すればいいかがわかってくるはずです。

で、それを真っ先にやるべきなのです。塾の勉強が自分の子どもが受ける学校の入試傾向に合っていないなあ、と思ったら多少間引いても学校別対策を優先した方が良いのです。お父さん、お母さんが子どものために考えたことは、決して外れてはいません。

そしてこの学校別対策こそが、合格の一番の近道であることは間違いないのです。

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桐蔭、2月2日の午後入試を新設

桐蔭は中等教育、男子部、女子部とありますが、さらに試験の回数が増えました。

2月1日一次、2月2日二次午前、2月2日二次午後、2月3日三次、2月5日四次。

試験がないのは2月4日だけですが、2月2日の二次午後は集合時間が3時半!

しかも、算数、国語、英語の中から2科選択だそうです。(中等教育は国語・算数か英語・算数のどちらか。)

定員は5回に分けられるから、当然少ないが、まあそこそこの合格者数は例年出ている印象があります。3時半というのはなかなか遅いが、逆に言えば、いろいろなところから来られるし、英語が入っているので、結構これが有利だと思える子もいるのではないかと思います。

じゃあ、終わる時間が遅いのかというと、そうでもない。終了は5時40分だから、2時間ちょっとで終わるということなので、これは次の日の負担は多少は軽減されるかもしれません。

桐蔭2015年募集要項

しかし、ついに入試に英語が入ってくる時代になりました。

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空回りを止める

塾についていけない、という場合、塾を続けていたらもっとついていけなくなります。

塾はあるカリキュラムで運営されているわけだから、そのカリキュラムが終わるまで、あるペースで続いていきます。だから、それが終わるまでは追いつけないし、その間にもっとわからないことが増えて、時間ばかりが使われてしまう可能性がある。

でも塾をやめるのは不安かもしれません。しかし、ここはいったんやめてしまうべきだと思います。塾をやめるのであって、中学受験そのものはやめません。

塾のペースはここのところ早くなってきて5年生の終わりで一応受験範囲はすべて終わる、ということになっていますから、かなりの勢いで飛ばしているのは事実。自分のペースがつかめないまま、その猛烈なペースで勉強したら、それはできなくなる可能性が高くなり、しかも自信を失ってしまうから、やる気もでなくなる。

そこでその流れを止めるのです。

世の中には個別指導もあれば、通信教育もあるし、受験専門のテキストもあります。これらを使って、まずどこでわからなくなったのかを明確にすることです。どこからか、わからなくなったところがあるから、その上にちゃんと勉強が積み重ならなくなっただけなので、そこに戻れば充分にまた取り戻せます。

例えばこの夏休み終わりまで、いったん塾はやめて、取り戻すことに時間を費やせばいいのです。塾は先にいくでしょうが、別に先にいったところで、入試までに力を蓄えられればいいわけであって、塾のペースに合わないと合格しないわけではありません。

そして、このストップは早ければ早いほど効果がある。例えば6年生の秋ごろ、充分にできるようになっていればまた塾に復帰してもいいし、そのとき模擬試験で良い点数が取れれば塾からお誘いの電話がかかってくるでしょう。

大事なことは無理してペースをあげてしまい、空回りの時間を長くしないこと、です。一度ストップして、できないところから再スタートしましょう。

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