2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

まずは近くの教室で

10年前に比べると、中学受験の塾の教室はかなり増えています。しかし、2月1日の受験者数でみると10年前とそれほど変わらない状況になってきたので、供給が過多になっていると言えます。

震災の影響もあり、子どもたちはなるべく自宅近くの教室を選びます。その分、各社は子どもたちを迎えに行くために、さらに教室を増やすので、ひとつひとつの教室の規模は小さくなることになります。

1つの教室に通う生徒数が減る、ということになればクラス分けの数も減ることになるので、クラスの上下動は少なくなり、先生の顔ぶれも比較的固定化されるから、子どもたちにとってはある意味安定的な指導になり面倒見も良くなるが、一方で刺激は少なくなるという面が出てきます。

だから同じ塾でも、少し遠くの大規模教室に通った方が良いのではないか、と考えるご家庭もあるかもしれませんが、私はそれは6年生の2学期になって学校別指導が始まってからで充分だと思います。

これだけ、たくさん教室ができると、すべての教室で細かい学校別指導はできなくなります。したがって日曜日にある教室にその学校を志望する生徒だけを集める、というようなシステムがスタートすることになるので、移動するのはそれからで充分です。早い段階から、遠くまで通う、というのは子どもも疲れるし、時間的ロスも小さくはありません。

むしろ安定的になった指導体制のメリットを享受した方が、今の時期は子どもたちの勉強にはプラスでしょう。

競争を意識するのは、志望する学校が決まってからで遅くはありません。

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追跡調査

入試の結果は、通われた塾にお話されたと思うのですが、この時期、他の塾からも「受験結果調査のお願い」みたいな連絡がくるかと思います。

「なに、うちの子をそちらでも合格実績に入れるの?」

という感じをお持ちになるかもしれませんが、実は模擬試験のデーター作りのためにです。

模擬試験の合格偏差値は、塾が勝手に決めているわけではありません。実際の合格者がどういう成績をとったのかを統計的に処理して決めているのです。例えば合格可能性80%偏差値というのは、その偏差値に100人いたとして80人以上合格している一番下の値、ということになり、合格可能性50%偏差値も同様です。

で、昨年と今年を比較したり、過去4年~5年の傾向から考えて、最終的にはここ、という数値をはじき出します。

これは非常に大事なデータです。なので、なるべく協力してあげてください。

みなさんが参考にされたデータも、先輩たちのデータの積み重ねです。ですので、来年の受験生にエールを送るつもりで答えてあげてほしいと思います。

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長い文章を読み慣れる

今年の国語の問題を、少しずつ見ていっているのですが、やはり本文が本当に長くなりました。

採録されている文章がA4で4ページなんてのはざら。つまり、それだけ読みこなす力が必要になっているということです。文章が長くなっているのは国語にとどまらず、理科や社会の問題もずいぶん長くなりました。毎週1回、算数と理科の問題をピックアップしていますが、ある程度コンパクトな問題を探すのが結構大変です。特に理科は図も多いし、読解力は本当に必要だなあと思います。

で、その長い文章を読み慣れる工夫を日ごろの勉強からしておかないといけないと思うのです。

塾の国語の時間にやる文章は案外短いことが多い。というのは、授業時間が限られるからで、その間に読んで解いて解説までたどりつく、ということになるとそれ相応にコンパクトになっていないといけない。しかし、例えば試験時間が50分の学校だと、読んで考えて答えを書くまでで50分を使うので、それをフルにやると授業で解説をやる時間がなくなります。したがってどうしても授業では文章を短くするしかなくなります。

だから、案外長い文章を読み慣れるという機会がないのです。で、もちろん本を読めばいいのだが、本が好きな子ばかりではないでしょう。それに本を読んだからといって国語は考えて、書かないと力がつきません。

そこで1週間に1回でいいので、長い文章の入試問題をやっていってほしいのです。今から。

過去問が一番良いと思うのですが、第一志望の過去問とは限らず、長いなあ、と思われる読解問題を1題。最初のうちは、まず問題文を読むのが大変だったり、あるいは言葉を知らない場合もあるかもしれませんから、できる限り横について知らないと思われる言葉はどんどん教えます。

そして最後まで答えを書き切る。試験時間なんか気にしない。50分の問題が90分かかってもよいからとにかく書き切る、やり切る、ことです。

そうやっていかないと実は読む力もつかないし、読むスピードも上がらない。

国語は、固めてやってもなかなか点数が上がらない分、つい後回しにされてしまいがちですが、それだと力がなかなかつきません。覚悟を決めて、長文をやるんだ、という時間を決めてください。特に男の子はやりたがらないだろうが、しかし、だからこそやる意味があるのです。

3か月続けていると、明らかに力があがってきますから、しぶとく続けてください。

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