2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

「ていねいに解く」とは?

よく、ていねいに解くことが合格のポイントだとお話します。

しかし、ていねいに解く、とは具体的にどういうことだろうか?と思われるかもしれません。

その意味で大事なのは実は「確認」なのです。

例えば問題文を読む、問題の内容を把握する、考えて解き方を思いつく、解く、という過程があるとして、問題文を読んだときから解くまでの間に何回、問題文を確認するか?ということなのです。

例えば一回も確認することなく、答えを書きこんでしまう、ということは考えにくい。途中で数回、問題文を確認することがあるでしょう。そのときに、例えば12.6cmと書いているところが16.2cmに見えることがあるわけです。

どうも、変だ、と思わない。そのまま進んでしまうと時間もロスするし、間違えるわけです。だから、そのときに確実に12.6cmと読み取らなければいけないわけで、つまり確認が必要なのです。

この確認を頻繁にできれば、当然ミスは減ります。ただ、時間が多少かかるでしょう。子どもたちには急ぎの虫がいるので、この確認の過程をなるべくすっ飛ばしたい、と思うのですが、そこがミスの原因になることが圧倒的に多いのです。

解く過程でいかに確認のプロセスを入れられるか、がていねいに解くの要諦になります。

過去問の練習とは、入試傾向を知ることもさることながら、今の段階ではこの「ていねいに解く」の実践練習の場であるわけです。「正しいものを選ぶ」のか、「誤っているものを選ぶのか」も、良く間違えるミスのひとつ。「正しいものを選ぶ」と思って解いている。でも、ずいぶんあっているものが多いなと思う。そこでもう一度確認してみると、「正しいものを選ぶ」のではなく、「誤っているものを選ぶ」となって、「なんだ、じゃ、これだ」となることは多いのです。

面倒でも、その確認の過程を踏むこと、これを過去問を解く中でできていれば、たとえ終わらない過去問があったとしても、この時期は充分と言えるでしょう。

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実力を発揮するコツ

この時期になると、親も子もやはり合格したい、という気持ちは強いでしょう。

しかし、これまで合格してきた子どもたちを見てきて、私が一番感じるのはやはり「普通に受験する」ということに尽きるのです。

つまり、自分の持てる以上の力を出す、なんてことは考えない。自分ができることを淡々としっかりやりきる、ということに集中していること。当たり前のことを当たり前にやることに注力していることが大事です。

土台、一発逆転などを意気込んでいると、ちょっとつまずいただけで焦る気持ちに変わってくることがあります。

「この問題ができないとまずい」などと思ってしまえば、解くきっかけがつかめないと慌ててしまうでしょう。

しっかり問題文を読んだところで、難しいと思えば違う問題をやればいい。できなくたって、実はみんなできないかもしれない。それよりは自分のできる問題は何かを考えていくことにに集中していることの方が大事なのです。

そういうどこか冷静なところがあれば、問題文を読んでいて、「あれ、ここかな」と思うところが見つかったりするものです。

「3番が難しかったんで、他のできるところをやっていて、それから戻ってもう一度問題を読み返したら、わかったんです。やっぱりあわてなくて良かった。」

そんな感想を言う子どもたちは少なくありません。

できることをやればいい。できないことは土台できない。でも最後までしっかり考えること。

これがコツかな、と思います。

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各教科、少しずつ

この時期、やるべき勉強は絞られてきていると思います。

(1)過去問の練習

やらなければいけない問題はいろいろありますが、しかし、時間も限られる。だから、たくさんやろうとせず、「ていねいに」やることを心がけてください。あと何科目残っている、みたいなことはあまり考えなくて良いです。全部終わったから大丈夫、という話ではありません。やれるものをていねいにやって、「取るべき得点を確実に取る」という練習をやるんだ、という意識で進めてください。いい加減にやるとかえって「雑」というマイナスの結果になることがあるので、要注意です。

(2)暗記テキスト

これも、これまでやってきたものをできる時間で繰り返す。新しいテキストなどには手を付けない。これまでやってきたものを、できる範囲で繰り返せばよいでしょう。

(3)時事問題

これも、冬休みに勉強してきた内容ですが、まだ読んでいない部分があったり、うろ覚えなところがあれば、確認してください。

で、一番のポイントは毎日、全教科に手をつける、ということ。社会ばっかり、理科ばっかり、ということのないようにしてください。漢字だけでもいいし、過去問が半分だけでもかまわない。毎日、各教科の勉強をすることによって、いわゆる試験勘がにぶらなくて済みます。

ここからは本人ががんばる姿を少し後ろから見守っていましょう。本人の勝負ですから、本人ががんばるしかない部分はあるので、力を出し切れるように、もう小言はやめておきましょうか。ね?

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