学校別対策の要諦」カテゴリーアーカイブ

記述は書きなれるうちに、書けるようになる

国語の記述問題しか出さない学校の学校別対策を担当していた時分、最初はまったく書けない、という子が良くいました。

もうそれしか出ないとわかっているから授業はそれしかやらない。だから、毎回、そこそこの文章を書かないといけないが、提出される答案はほぼ白紙。

あるいは書いてあっても1行あるかないか、という状態。

で、こういう子どもたちはとにかく書けば○、というやり方をしていました。例えば50字なら50字越えたら○、と決めてしまう。

ひどいときは、本文を丸写しにしていました。それでも○にしていた。そうするうちに書くということに苦痛を感じなくなって来ればしめたものなのです。

実際に書きなれるようになるまでに2カ月もかからなかったように思います。で、書けるようになってしまえば、後はその書いた内容を修正すればいいので、まずは書き慣れるようにすることが大事。

書かないのを許してはいけませんが、とにかく書いたら○にしてしまう。そうすると、まあほとんどの子が書けるようになるものです。

こと記述に関して、書けないということはまずありえない、と思っていいでしょう。要は慣れです。

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国語の力

国語の力は大きく分けて3つの力に分類することができます。

ひとつは文章を読む力。何が書いてあるのかをつかみ、著者の意図をくみ取ることができる、という力。

次は問題を考える力。文章の意味がわかったとして、問題の答えを考えられなければいけない。例えば、そのとき主人公はどんな気持ちだったのか。なぜ、そんな行動をしたのか、という問いに対して答えられなければなりません。

最後が書く力。もちろん問題を考えれば当然答えを書かなければいけない。これが選択問題であれば、記号で答えればいいわけですが、解答形式は選択式とは限りません。自分のことばで説明しなさい、という記述式の問題も近年増えているので、自分の考えた答えを文章に表さなければなりません。

この3つの力がそろって国語力というのだから、単に文章を読む力があったとしても、国語の点数はあがらないわけです。

良く本を読む子はいますが、だからといって国語の点数が良いかと言えばそうとは限らない。こういう子は確かに読む力はついているのですが、問題を考える力や書く力が十分でなければ国語の点数は上がらない。

ついでに言えば、問題を考える力は自分なりに考えるではなく、あくまで文章を原典にして考えないといけない。問題の出題者は著者ではないので、本文のここにこう書いてあるから、答えはこうでなければならないという論理で問題を組み立てます。だから、その考え方を練習して身につけなければならないわけです。

ということで、この3つを鍛えるのにはやはり読解問題をコツコツ解いていくのが一番なので、早い時期から入試直前まで一定のペースで練習を積み上げていくことが唯一の方法といえるのです。

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スケッチの練習

理科でスケッチを描かなければいけない問題をたまに見ます。

二酸化マンガンと過酸化水素水を使って酸素を取り出す実験器具を書きなさいとか、カイコの触角を書きなさいとか。

まあ、こういう問題は過去問をやっていれば、「出る学校」というのははっきります。で、さすがに出るとわかっていて、対策をしないわけにはいきません。

でもスケッチの練習って何をすればいいか?

真似をすればいいのです。私はよく、理科のテキストの図を描かせていました。タンポポの花の構造やイネの花。モンシロチョウの幼虫の足、書く練習をしようと思えば、題材は事欠きません。

で真似るということは、やはり良く見る、ということにつながる。

普段は集気びんの形なんてあまり気にしていないが、こういう練習をしているとイメージがしっかり記憶されていきます。

全員がしなければいけない練習ではありませんが、もし、過去に出題があったならば必ず時間をとって練習をしておくと良いでしょう。

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