「中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

第21回 夏休みの折り返し点で(2)

    6年生の場合は、ここまでの復習の中身を確認しておく必要があります。
    というのも、多くの子どもたちの場合、できるものはできる、できないものは相変わらずできないという傾向がはっきりしているからです。電気ができない、だから電気を復習した、しかし問題をやってみるとやはりわかっていない、ということがおきるもの。
    だから、しっかりと確認をしていく必要があるでしょう。せっかく夏休みの勉強で時間をかけたのだから、「成果を出す」ということが大事です。それが本人たちの自信にもなりますから。
    5年生の場合は、これからは予習が大事です。
    予習をしなくていいという塾もあるでしょうが、それは違います。というのも5年の秋の算数はひとつの大きな山なのです。比や速さ、相似といった入試の重要テーマが出てくる、これを毎週のペースだけでやりきれるか?といえばそうではない。だから予習をしておくことが大事です。
    私は、前期に5年生の算数の予習を担当しましたが、やはり最初だからなかなか慣れない。しかも、あまり簡単な問題は出さないから、子どもたちは考えます。考えることが大事。簡単な比を直すことなんか、繰り返したところであまり意味がない。それよりも、問題を解いていく過程の中で、何回もやれば最も簡単な整数比に直すなどという作業はすぐできるようになるのです。それよりも、これをどうやって使うか、を考える時間をたっぷりとる必要があります。相似形の問題など、本当に5年生の問題?というレベルを出して、考え方を少しずつ、教えながら、最後に自分で解き上げるという過程を踏ませました。
    そうなると、難しい問題も、5年でも解くことができる。ただし、量を与える必要はありません。じっくり、ていねいに考え、そして復習する。そうやって予習範囲を勉強して、はじめて秋に力を発揮できるでしょう。
    4年生は?
    楽しい夏休みにしましょう。ただ、それだけ。

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第20回 夏休みの折り返し点で(1)

    夏休みも前半が終了というところでしょうか。ここで、ぜひ夏休み前半を振り返ってみてください。後半に向けて、整理すべきことがいくつかあります。
    6年生の場合
    だいたい全体のカリキュラムの中で、重要だと思われる点が復習できたとすれば、ここから演習をしていく必要があります。最近の入試は、理論がわかったからといってできる問題ばかりではない。むしろ、それをどう使っていくのか、ということを問う問題が多い。だから、知識を整理するだけではだめで、それをどう使って問題を解いていくかということが必要になります。
    一つの例をあげましょう。昨日、私の授業は天体でした。月の満ち欠け、太陽の日周運動、年周運動、天体の動きなどが重要事項ですが、実際に入試問題をやってみると、まあ、本当にいろいろです。
    例えば月の満ち欠けについても、太陽の光の位置を変えたり、ブログでご紹介した月から見た地球を考えたり。南半球と北半球での月の満ち欠けの見え方の違いだったり。つまり単純な問題はそう多くはない。知っていることよりも、それを使えること、あるいはそこからどう考えるかということを練習していかなければならないのです。
    私はあまり復習に時間をかけるばかりではいけないと思っていて、昨日はまとめもそこそこにいろいろな問題を解いていきました。実際に、問題を解くために知っている知識をどうやって使えばいいのか、まだまだ見当がつきにくい時期です。だから、知識を教えるのではなく、考え方を教えます。
    地球から月を見る図は月から地球を見る場合にも使える。単純に視点を月に持っていって、太陽の光の位置から地球のどの部分が影に入るのか、見れば言いだけの話です。そういう説明を聞いて、子どもたちは
    「なんだ、そういうことか」
    という反応が一番多い。つまり、わかっていて、わかっていない。しかし、使い方を経験すると、自分でもいろいろな使い方が見えてくる。だから、演習が必要なのです。
    と長くなりましたが、だから演習の時間に移っていけるのか、どの分野なら移っていけるか、などを具体的に考えてスケジュールを見直してください。
    もうひとつは過去問。来週、過去問の特別授業をしますが、過去問はただ解けばいいという話ではない。どういう問題が出て、どういう風に対策をすべきなのか、まずは子どもが考える機会を作ってあげたいと思っているのです。その上で、今後の勉強の指針を立てる必要があるわけです。後半はぜひ過去問にあたる時間をなるべく多くしてほしいと思います。
    このお話はもう少し続きを。

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地球の満ち欠け?

    未来の君は、月面上で長期生活して研究活動をしていると想像してください。月面から地球を観測すると、どのように見えるでしょうか。あてはまるのものを次のア~オから選び記号で答えなさい。
    ア 地球上で月を観測した場合と同様、24時間周期の「地球の出、地球の入り」と約30日周期の「地球の満ち欠け」が見られる。
    イ 24時間周期の「地球の出、地球の入り」が起こるが、満ち欠けは見られない。
    ウ 地球は常に見えていて、約30日間の満ち欠けが見られる。
    エ いつも同じ形の地球が常に見えている。
    オ 約30日間の「地球の出、地球の入り」と約30日間の満ち欠けが見られる。
    国際宇宙ステーションやかぐやから、いろいろな写真を見る機会が増えましたね。だから地球の満ち欠けの写真も見るようになりました。だから今後、こんな問題も増えていくでしょうね。
    答えは、(ウ)です。
    地球から太陽が普通毎日見えるように、月からも地球は毎日見えます。ただし、地球は恒星ではないので、太陽の光によって半分が光ることになりますから、満ち欠けがあり、これは月の満ち欠けと同じ周期になるのです。

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