学校別対策の要諦」カテゴリーアーカイブ

国語の出題形式

最近の国語の入試問題形式というのは、結構似てきたような気がします。

文章読解の大問2題と漢字、ことばの問題で合計4問。

文章読解は、物語文と説明文。その中に何題か、自分のことばで答える記述の問題を加える。

これを一般系としましょう。そして、これに外れるものとして

1 長文1題だけの記述だけ
2 長文は2題だが記述だけ
3 形式は一般形だが記述がない

の3つのパターンがあり、このどれかにおおむね属しているのではないかなと思います。

国語は以前、もう少しパターンがあったような感じがしていたのですが、最近の問題はどちらかというと一般系に収束しているように思います。

だから、まず対処すべきは

1 説明文の読解
2 物語文の読解
3 漢字

の3点になり、これはまあ、どこの塾でもちゃんと練習はしているでしょう。

で、6年生になれば、国語は早くから練習できるから、志望校の過去問に入って行けば良いのです。

そのとき、一般形から外れる学校は、やはりそれ相応の準備をしていかなければなりません。というのは、例えば全部記述、というのは、そこまで書きなれるのには時間がかかるからです。半年ぐらいの準備がぎりぎりのところ。できればもう3か月ぐらいは練習した方が良い。

だから、最初に過去問をやってしまいます。そうすると、前半で最早過去問はやりつくしてしまうでしょうから、後半はその形式に似た学校の問題をやればいいのです。それもたくさんはやらずとも良い。というのは、他の科目の過去問が忙しくなるからです。でも、まったくやらないと感覚がついていけなくなるので、秋になれば週に2回ぐらいのペースで読解問題を練習していく。そうすると、概ね一貫して1年間練習をし通したことになるので、国語の対策はできた、ということになるでしょう。

一般形の出題形式の場合は、類題の学校がたくさんありますから、あまりやる問題を心配する必要がないが、3つのパターンはそれなりに学校が少ないので、先に電話帳(過去問集)を買ってみておくと良いかもしれません。

そろそろ電話帳も新年度に切り替わるところですが、今のうちに昨年の問題を求めておくのもひとつの方法でしょう。

あくまで第一志望の出題形式に合わせて勉強する。そしてそれ以外のことはあまり手を出さない。もちろん、ときどき違う形式の問題が出てくる場合もあるかもしれませんが、その確率はあまり高くはありませんし、そうなっても簡単な問題でなければ差がつかないので、心配することもないのです。(簡単な問題であれば、解けるでしょうから。)

国語は、短期間でなかなか力が付かないので、ペースを保ってひとつひとつを丁寧に解いていく練習を積み重ねてください。

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算数の出題形式

算数は大問の数からだいたい3つのパターンに分けることができます。

4問、6問、8問。これをA、B、Cと分類してみましょう。

8問は8問以上とすればいいかもしれませんが、大問の中には少なくとも3題程度の小問が含まれているということが前提です。つまりAではおよそ12問、Bでは18問、Cでは24問、あるということになります。

Aはあまり基本問題とか一行問題はありません。多くは記述式で、途中採点があります。

Cは逆に基本問題とか一行問題が多い。もちろん応用問題もありますが、やはり基本を確認する問題が多く出題されています。

Bはその中間。つまり前半は基本問題とか一行問題を出し、後半は応用問題や記述問題を出す、という形。AとCの良いとこどりをしよう、という感覚かもしれません。

Aは男子受験校に多く、Cは付属校ならびに中堅の受験校が多く、Bは女子受験校に多い、と書いてしまったが、まあ、例外はいっぱいあります。それぞれの学校がそれぞれの視点で問題を作りますが、概ねこのどれかにあたると考えて良いでしょう。

したがって第一志望の学校がこの3つのパターンのうちのどれかによって対策が自ずと変わってきます。

例えばCではほとんど難しい問題が出ない。つまりは基本的な内容がしっかりできれいればいいので、あまり難しい問題をやらなくてもよい。むしろ正確に一行問題などを解き切る力がついていればいい、ということになりますが、一方でAは計算問題すら出ない。もう最初から論理立ててものを考えていかないといけない。表を書いたり、図を描いたり、ということから自分の結論を導き出していく、みたいなところがありますから、きれいに解けるとは限らないわけです。

で、この3つの出題形式のどれであるかをまずしっかり調べる必要があります。

しかしこれは過去問を見ればすぐわかるでしょう。過去数年見てください。ほとんどの学校はこの出題形式がかわっていないはずです。6題出すとなったら概ね6題で終わっているはずです。つまり出題形式は変わらない。

だから心配せずにこれまでの形式の対策をすれば良いのです。

ところが第一志望が決まっていなければ、このどれを受けるか決まらないから、必然的に基本的な問題もやれば難しい応用問題もやる、みたいな話になってきて、負担が大きくなるのです。もちろん、全部できれば、それに越したことはないが、本当はあまり必要ではないことまでやらされて、「できない」という気持ちにさせられている子も決して少なくはないのです。

ということで、まず算数の出題形式を調べます。そして、ぜひお父さん、お母さんに解いてもらいたい、と思います。過去問をです。

「え、できない」

ええ、できなくてかまいません。でも解いてほしいのです。つまり子どもができなければいけないレベルを感じてほしいのです。小学生でこんな問題ができないといけないのか?という議論はもちろんありますが、実際現実に入試問題で出題されているわけだから、仕方がない。ただ、このくらいまで、というのをお父さん、お母さんが知らないで「勉強しなさい」とか言ってもあまり説得力がないのです。

現在の中学受験のレベルはほぼ、中学2年生のシラバスに匹敵します。むしろ算数は数学よりも難しいと思えることが多々あります。だからこそ、ぜひ解いていただいて、さて、お子さんがこの問題を1年後に解けるようになるために、あと何をしなければならないか、を考えてあげてほしいのです。

そうすると遠回りはできないことが良くおわかりいただけると思います。全部ができなくてもいいのです。出るものができるようになればいい。ここをシンプルに考えないと、なんでもかんでもやることになって、子どもたちはパンクします。ぜひこの点を認識してほしいと思います。

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学校別対策の要諦(1)

塾では毎月組み分け試験が行われ、だいたい子どもたちの偏差値というのが決まってきます。その偏差値にしたがって、志望校を決める、というのが一般的な志望校の絞り方になってきているように思いますが、私はこれがあまり好きではない。

長い時間をかけて勉強していくデータはある意味、その子どもたちの力を正確に把握しています。ただ、それはすべてのことをやっての話になるわけで、小学生にとっては相当範囲が広くなる。中学受験の出題範囲というのはだいたい中学2年生ぐらいまで広がっているところがあるので、そこまですべてのことをやって、その上でデータをはじき出せば、ひとつの数値にたどり着くことは当然のことなのですが、それで子どもの可能性を引き出した、といえるのだろうか、と思うのです。

中学入試は独自入試ですから、それぞれの学校が思いを込めて問題を作る。その問題は「うちの学校に入ってきてほしいのはこういう人材」という定見があって創られています。だから、いろいろなことができる、という風には実はなっていない。多少荒削りであってもおもしろい着想を持っている、とか、入学後に学校で鍛えるから、とにかく基礎だけしっかりしてほしいとか、まあ、そういう視点を持っているので、それに応えればいいと思うのです。

したがって、成績はちょっと置いておいてどこに行きたいかをまず決める。

決めたあとに、入試問題を研究する。合格するためには「どんなことができなければいけないのか」と絞り込む。そして、その力を身に付けるために具体的に何を勉強するかを決めて実行していく。こういう流れの方が「あまりに多くのことをやらなくて済む」と思うのですが、実は、この方法はいろいろ手間がかかる。

実際に6年生の学校別対策は夏休み以降多くの塾で行われてはいるものの、やはりトップ校が多く、それ以外のところは何となくまとめられてしまう。確かにたくさんの学校があるから、それを全部細かくはできない、というのはもちろんその通りなのですが、受験する側から言うと、やはりウチの子が受ける学校の対策というのをしてほしい、と思うのが道理でしょう。

だから、それを家庭が中心になって組み立てるべきだと思うのですが、これが手間であることは間違いない。手間だから子どもの負担が減る、というところはあるわけですが、その負担は今度は保護者に行くわけだから、なかなかやりにくいという面があるでしょう。

結果として、組み分けで収束したデータで志望校を考える方が無難、ということになるわけです。

でも、やはりそういう中、保護者の方がいろいろ研究した上で、塾の教材をうまく利用し、学校からの情報もまとめた上で、効率良く合格していかれているのも事実です。

そこで、学校別対策をこれからどうやっていけばいいかを少しまとめてみようと思います。「学校別対策の要諦」というタグを付けますので、参考にしていただければと思います。

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