各校の入試問題から」カテゴリーアーカイブ

生物に関する問題

2017年芝中学の問題です。


次の文を読んで、後の問に答えなさい。
セキツイ動物の進化は、水中から陸上への進出とともに大きく進んできました。陸上では水中とは異なり、からだが①乾燥します。②温度変化が激しいため体温を保つのも大変です。また、③水の浮力がない環境で重いからだを支えるため、骨組みとなるようなしくみが必要になりました。次の表は、ある動物A~Fが進化の中で身につけてきた性質を表したものです。

20170520t001

(1)動物A~Dが動物Fから進化してきたとして、動物A~Dを進化した順にならべなさい。

(2) 動物Aにあてはまる生物を、すべて選んで記号で答えなさい。
(ア)イカ   (イ)ネズミ  (ウ)イワシ (エ)カエル (オ)クジラ
(カ)イモリ  (キ)ニワトリ (ク)へビ  (ケ)アリ  (コ)ワシ

(3)表の性質1~5の中で、下線部①、②へ適応するための性質として最も適当なものを、1つずつ選んで番号で答えなさい。

(4)下線部①について。水の浮力がない環境でヒトは直立二足歩行をするようになりました。次の各間に答えなさい。
(あ)直立二足歩行を行うと、重い内臓を支えるいくつかの骨が必要になりました。その骨の集まり全体の名前をひらがなで答えなさい。

(い)「ヒトが直立二足歩行を行うようになったために変化したこと」はいくつかあります。それとは無関係なことを次の中から2つ選んで記号で答えなさい。
(ア)歩行に前足を用いる必要がないため、物をつかんだり、道具を使えるようになった
(イ)二足歩行を行うときにからだのバランスをとるため、2つの目が頭の前方についた
(ウ)脳を首の骨で支えることができるため、脳が大きくなった
(エ)全体重を支えるため、足の裏が広く、かかとの骨が大きくなった
(オ)二本の足で歩きやすいように、つめが平らになった

(5)下線部③について。水の浮力がない環境で、植物はからだを支えています。そのために、茎の中のある2種類の管の集まりが役立っています。次の各間に答えなさい。
(あ)その菅の集まりの中で、内側にある管の名前を漢字で答えなさい。
(い)(あ)で答えた管のからだを支える以外の役割を答えなさい。


【解説と解答】
(1)A 両生類 B ほ乳類 C は中類 D 魚類
(答え)D→A→C→B
(2)両生類です。
(答え)エ,カ
(3)乾燥から身を守るために卵に殻がつきました。温度変化に対応するために毛が生えました。
(答え)① 3 ② 1
(4)(あ)骨盤です。(い)目が前にあること、つめが平らになったことが違います。
(答え)(あ) こつばん(い) イ・オ
(5)(あ)内側ですから道管です。(い)水分が通ります。
(答え)(あ) 道管(い) 根から吸い上げた水や肥料が通る。


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比と割合に関する問題

2017年甲陽学院の問題です。


ある池にはいつも一定の量の水が流入していて、この池の水を排水する3台のポンプABCがあります。池が満水の時に、ポンプABの2台で排水すると24時間で空になり、ポンプACの2台で排水すると36時間で空になります。またポンプABCの3台で排水すると、18時間で空になります。

(1)池が満水の時に、ポンプAだけで排水すると、何時間で空になりますか。
(2)池が満水の時に、ポンプBCの2台で排水を始めましたが、10時間後にポンプBを止めました。その後、ポンプCだけで排水を続けたところ、ポンプBを止めてから60時間後に池が満水になりました。池が満水の時に、ポンプBCの2台で排水すると何時間で空になりますか。


【解説と解答】
(1)24、36、18の最小公倍数は72なので、池の満水時の水の量を【72】として、1時間に流れ込む量を<1>とします。
A+B=(【72】+<24>)÷24=【3】+<1>・・・(1
A+C=(【72】+<36>)÷36=【2】+<1>・・・(2
A+B+C=(【72】+<18>)÷18=【4】+<1>・・・(3
(1+(2-(3=A=【1】+<1>ですから、Aだけで出せば72時間かかります。
(答え)72時間

(2)B+C=【3】ですから、10時間後に水は【30】減りますが<10>は入るので【42】+<10>になっています。BーC=【1】ですから、B=【2】、C=【1】なので、60時間後には【60】-<60>水が減ります。
したがって【42】+<10>-(【60】-<60>)=<70>ー【18】=【72】となるので、【90】=<70>
<1>=【$$\frac{9}{7}$$】なので、BとCで排水すると【3】-【$$\frac{9}{7}$$】=【$$\frac{12}{7}$$】排水することができるので、【72】÷【$$\frac{12}{7}$$】=42時間
(答え)42時間


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地震に関する問題

2017年東洋英和の問題です。

地しんについて、各問いに答えなさい。
(1) 下の文のアとイに入る言葉を答えなさい。
地しんが発生した場所をしん源といい、ある地点における地しんのゆれの大きさを(ア)といいます。地しんの規模(エネルギーの大きさ)を(イ)といい、Mと表すこともあります。

(2) (1)のアとイについて正しいものを次から2つ選び、番号で答えなさい。
 1 1つの地しんにおいて、アの値は1つで、イの値は観測地により異なる。
 2 1つの地しんにおいて、イの値は1つで、アの値は観測地により異なる。
 3 しん源からの距離が遠くなるにつれ、ふつうアの値は小さくなる。
 4 しん源からの距離が同じであれば、地ばんの性質によらず、アの値は同じになる。
 5 アの値は10まである。

(3)地しんが発生すると、しん源から速さの異なる2種類の波が同時に伝わっていきます。速い波をP波といい、観測地に先に到達し小さなゆれを起こします。遅い波をS波といい、観測地に遅れて到達し、大きなゆれを起こします。
 図はある地しんについて、しん源から80kmはなれたA市と、しん源から200kmはなれたB市で観測したゆれの記録を示したものです。A市では9時24分5秒にP波が到達して小さなゆれが起こり、9時24分15秒にS波が到達し大きなゆれが起きたことが分かります。

20170513t001

① この地しんのP波の速さは毎秒何kmですか。
② この地しんの発生時刻は9時何分何秒ですか。

(4)先に到達するP波を観測することで、その後に到達するS波による大きなゆれを事前に予測して知らせる気象庁のシステムを何というか答えなさい。

【解説と解答】
(1) アは震度、イはマグニチュードです。
(2) 震度は観測地によって違いますが、マグニチュードは1つの値に決まります。しん源地から遠くなるにつれ、震度も小さくなります。
(3) ① A市からB市までは200-80=120㎞あり,これをP波は9時24分20秒-9時24分5秒=15秒で伝わっているので、速さは毎秒120÷15=8㎞です。
② 震源からA市までは80㎞あり,これをP波は80÷8=10秒で伝わります。したがって,地震の発生時刻は,A市にP波が初めて届く10秒前の9時24分5秒-10秒=9時23分55秒です。
(4)緊急地震速報といいます。

(解答)
(1)ア 震度 イ マグニチュード
(2)2・3
(3)① 8 ② 23・55
(4)緊急地震速報


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